「参考書よりもわかりやすい英文法超入門講座」の第6講です。今回は「句」を解説します。
句とは
句とは複数の語で1つの品詞のような働きをするもののことです。具体例を見ながら句についての理解を深めていきましょう!
(例)I can call him right now.(私は今すぐに彼に電話をかけることができる。)
このright nowは「今すぐ」という意味の副詞句です。callを修飾しています。確かに前述の説明通り、「複数の語で1つの品詞のような働き」をしていますね。このようなものを「句」と言います。
そして句には、名詞句、形容詞句、副詞句の3種類があります。
名詞句
名詞句とは1つの名詞に相当する働きをするもののことです。通常の名詞と同様に主語・補語・目的語になることができます。
(例1)I enjoy playing tennis.(私はテニスをするのが楽しい。)
playing tennis(テニスをすること)が名詞句です。確かに複数の語で1つの品詞のような働きをしていますね。playing tennisは名詞句としてenjoyの目的語になっています。
(例2)To sing is a pleasure.(歌うことは楽しい。)
To sing(歌うこと)が名詞句です。
形容詞句
形容詞句とは1つの形容詞に相当する働きをするもののことです。通常の形容詞と同様に補語になることができます。
(例1)He met a lady in black.(彼は黒い服を着た婦人と出会った。)
前置詞+名詞は形容詞句や副詞句になります。この例文ではin + blackで形容詞句を形成し、a ladyを修飾しています。
(例2)He was in anger.(彼は怒っていた。)
in angerは前置詞+名詞で形容詞句の働きをし、同時に補語の働きをしています。
副詞句
副詞句とは1つの副詞に相当する働きをするもののことです。通常の副詞と同様に、動詞・形容詞・副詞または文全体を修飾します。
(例1)They walked in silence.(彼らは黙って歩いた。)
この例文では前置詞+名詞が副詞句の働きをしています。in + silence(黙って)は動詞のwalkedを修飾しています。
(例2)No doubt he will succeed.(彼は疑いなく成功するだろう。)
副詞句No doubtが文全体を修飾しています。
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