【図解】英語の関係代名詞の使い方をどこよりもわかりやすく解説

関係詞を理解するコツは「図解」です。

つまづくことなく理解してもらえるように豊富な図解を交えて、どこよりもわかりやすく関係詞(関係代名詞)を解説しました。

関係詞に苦手意識を持っている方もそうでない方も、是非この記事を参考にしてみて下さい。

きっと「なーんだ、関係詞なんて簡単だったんだ!」と思うはずです。

関係代名詞とは

(例1)I like people who are kind to animals.(私は動物に優しい人が好きだ。)

上記の例文のwhoのことを関係代名詞といいます。そして、この例文のpeopleのように関係代名詞の前にある名詞先行詞といいます。

関係代名詞を理解する最大のポイントは、2つの文にわけて考えることです。そして、関係詞節の中でwhoなどの関係代名詞がどのような働きをしているのかを確認することが何よりも大切です!

なお、関係詞節とは、(例1)のwho are kind to animals.のことです。

さて、(例1)を2つの文にわけてみましょう。

①I like people.

②They are kind to animals.

②のTheyがwhoに変化して、先行詞のpeopleを修飾しているのが(例1)です。

この解説だけではわかりにくいと思うので、さらに図解すると以下のようになります。

関係代名詞の分解図

このように関係代名詞とは文を結び付ける働きと代名詞の働きを兼ねたもののことをいいます。確かにwhoが2つの文を結び付けると同時に、代名詞として機能しています(peopleの代名詞=who)。

だから「関係」+「代名詞」なわけですね。

【ここまでのまとめ】

  • whoなどのことを関係代名詞という
  • peopleのように関係代名詞の前に置かれる名詞を先行詞という
  • 関係代名詞の文は2つの文にわけて考えれば簡単!
(例2)The book which I bought yesterday is interesting.(私が昨日買った本は面白い。)

先行詞が<人>のときはwhoという関係代名詞を使いましたが、先行詞が<物>のときはwhichという関係代名詞を使います。

さて、この文も2つにわけることで理解できるようになります。

①The book is interesting.

②I bought it yesterday.

②のitがwhichになって、先行詞のthe bookを修飾しています。つまり元々boughtの目的語だったitがwhichになって前に出た形です。

関係代名詞におけるモノを先行詞した目的格の図解

補足関係詞節とは「関係詞が導くSVのカタマリ」のこと!

そのため、which I bought □ yesterdayのように本来目的語があるべきところに空白ができています。whichになって前に出たからですね。

つまり、

I bought it yesterday.
   ↓
I bought which yesterday.
   ↓
which I bought yesterday.

という流れです。

(例3)The lady whom you met at the store was my grandmother.(あなたがお店で会った女性は私の祖母です。)

先行詞が<人>でかつ目的格のときはwhomを使います。目的格とは何かというとherのことです。このことを理解するために(例3)も2つの文にわけて考えてみましょう。

補足I-my-meという変化の3番目、つまりmeが目的格!

①The lady was my grandmother.

②You met her at the store.

②のherがwhomになり前に出た形が(例3)です。

関係代名詞にける先行詞と関係詞節の図解

そのためwhom I met □ at the storeと関係詞節が不完全な文になっていますね。

つまり、

You met her at the store
   ↓
You met whom at the store.
   ↓
whom you met at the store.

という流れです。

このように<人>が関係詞節で目的語になるときは、whoではなくwhomを使います。

なお、whichの場合は、それが関係詞節で主語になるときも、目的語になるときも、whichのままです。

(例4)This is the girl whose father is a pianist.(ことらが父親がピアニストの女の子です。)

先行詞が<人>か<物>かにかかわらず、所有格を表すときはwhoseを使います。このことを理解するために、またまた、(例4)を2つの文にわけて考えてみます。

①This is the girl.

Her father is a pianist.

下図のように②のherがwhoseに変化した形が(例4)です。

所有格の関係代名詞の図解その2

続いて、<物>が先行詞で、所有格を表す場合を見ていきます。(例4)と構造は全く同じです。

(例5)The building whose roof is white is the post office.(屋根の白い建物が郵便局だ。)

①The building is the post office.

Its roof is white.

下図のように②のItsという所有格がwhoseに変化した形です。

所有格の関係代名詞の図解その3

(例4)、(例5)で見たように、先行詞が<人>でも<物>でも所有格を表すときはwhoseを使います。

関係代名詞のthatとは?

関係詞代名詞のthatはこれまで紹介してきた所有格以外の関係詞(who, whom, which)の代わりをすることができます。

(例)There are all the books that I have.(これが私の持っている全ての本だ。)

①There are all the books.

②I have them.

②のthemがthatになって前に出た形です。そのためthat I have □と不完全な文になっています。

もちろんこのthatをwhichに書き換えても同じ意味になります。

このようにwho, whom, whichはthatに置き換えることができます

関係代名詞の省略

(例1)The book Bob lent me was very interesting.(ボブが私に貸してくれた本は大変面白かった。)

この例文は関係代名詞のwhich(that)が省略されている形です。省略せずに英文を書き換えるとThe book which Bob lent me was interesting.となります。

この例文のポイントは関係代名詞の省略だけではありません。lentという動詞がSVO1O2の第4文型をとることも重要です。

つまり下図のように、2つ目の目的語(O2)が欠けているのです。

第4文型における関係詞の省略と目的語の関係図

この「O2がないこと」が関係代名詞の省略を見抜くキーポイントになります。

さらに理解を深めるために、文を2つにわけて理解しましょう。

①The book was very interesting.

②Bob lent me it.

②のitがwhichになり、前に出た上で省略された形です。

第4文型における関係代名詞の省略の図解

つまり、

Bob lent me it.
   ↓
Bob lent me which.
   ↓
which bob lent me.
   ↓
(which) bob lent me.

という流れです。

関係代名詞の省略は「名詞+名詞+動詞関係代名詞の省略確認すると目的語が欠けている」という方法で判別できます。

関係代名詞の省略を判別する図解

実際、例文でも、The book(名詞)+Bob(名詞)+lent me □という形になっていますね。

(例2)He was the man you met at the library.(彼はあなたが図書館で会った男だった。)

(例2)の場合、目的格のwhomが省略されています。その証拠にyou metの目的語がありません。

このことをわかりやすく図解すると下図のようになります。

第3文型における目的格の関係代名詞の省略の図解

この例でもThe man(名詞)+ you(名詞)+ met(動詞)という形になっています。名詞+名詞+動詞の形を見たら関係代名詞の省略を疑いましょう。

念のため(例2)を2つの文に分けておきましょう。

①He was the man.

②You met him at the library.

②のhimがwhomになり前に出た上で、省略された形ですね。

関係代名詞のwhat

(例1)This book is what I wanted.(この本は私が欲しかったものだ。)

(例1)をよく見ると先行詞がないことがわかります。関係代名詞のwhatは先行詞と関係代名詞の役割を1語でこなすのです。

つまりwhatを分解すると、その中身はthe things whichとなります。例えば、I like the things which is sweet.(甘いものが好きだ)はI like what is sweet.に書き換えることができます。

このように関係代名詞のwhatは先行詞と関係代名詞をあわせ持ったものなのです。

また、関係代名詞のwhatはwhoやwhichのように形容詞節を作って名詞を修飾するのではなく、名詞節を作って文のS・O・Cになることができます。

補足名詞節とはSVのカタマリで1つの名詞を表現すること。

(例1)では下図のように、what I wantedが名詞節を作り、文の補語(C)になっています。

関係代名詞のwhatが導く名詞節の図解

なお、関係代名詞のwhatは下図のように、元々はI wanted the book.のthe bookがwhatになって前に出た形です。

関係代名詞whatの構造を解説する図解

(例2)What you said is important.(何を言ったかが重要だ。)

(例2)では、What+S+他動詞で文の主語になっています。saidは他動詞なのに目的語が欠けている不完全な文であることに着目します。

文の構造は(例1)と基本的に同じです。

ポイント
関係代名詞のwhatは名詞節を作り、文のS・O・Cになることができる!
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関係副詞

(例1)I want to know the reason why you did it.(私はあなたがそれをした理由を知りたい。)

(例1)のwhyが関係副詞です。先行詞のthe reasonを修飾しています。

関係代名詞に続く文はいつも不完全なものでした。例えば目的語が欠けているパターンが多いですね。それに対して、関係副詞に続く文は名詞の欠けていない完全文です

ポイント
目的語など名詞が欠けていない文を「完全文」という!

(例1)のwhy you did it.を見ても、ちゃんとdidにitという目的語があります。

それもそのはず、why・when・whereといった関係副詞は副詞の代わりなので、SVOCといった文の要素にはならないからです。

文の要素にならないものが前に出ても、後ろの文に空白は生まれないわけです

このように関係副詞の後には必ず名詞の欠損がない完全文がきます。

(例2)I never forgot the day when I met you.(私はあなたに会った日をけっして忘れない。)

(例2)でも、whenの後のmetにはちゃんとyouという目的語があります。つまり関係副詞の後に完全文がきているわけです。

(例3)This is the place where I was born.(ここが私が生まれた場所だ。)

(例3)も(例1)、(例2)と同様に、関係副詞whereの後は名詞の欠けていない完全文になっています。

前置詞+関係代名詞

(例)Soseki Natsume is a man for whom I have the greatest respect.(夏目漱石は私が最も尊敬している人物だ。)

前置詞+関係代名詞形容詞の役割を果たし、先行詞の説明をします。この例文ではfor whom~がa manを修飾して「私が最も尊敬している人物」という意味になります。

前置詞+関係代名詞の形は難しいと感じる方も多いかもしれません。しかし文を2つにわければ簡単に理解できます。

以下では図解とともに、どんな構文になっているかをわかりやすく解説します。

前置詞+関係詞の構文を示した図解

①Soseki Natsume is a man.

②I have the greatest respect for him.

   ↓
I have the greatest respect for whom.
   ↓
for whom I have the greatest respect.

for himがfor whomになって前置詞とセットで前に出た形ですね。

なお、前置詞+関係代名詞は関係副詞ととてもよく似ています。前置詞+名詞(関係代名詞)は副詞になることができるからです。

その証拠に上記の例文ではfor whomに続くhaveにはちゃんと目的語があり、for whom以下は名詞が欠けていない完全文になっています。

非制限用法

関係代名詞=代名詞+接続詞です。

関係詞が前に出る様子と関係詞に内包される接続詞と代名詞の関係図

代名詞とはどういうことかというと、前にでてきた名詞の代わりをしているということです。例えば、He is the man whom I met yesterday.(彼は私が昨日会った人だ)のように関係詞節中の目的語が前に出てきてwhomになったりしますよね。

また今まで見てきたように、関係代名詞は文と文をつなぎます。

例えば、He is the man whom I met yesterday. = He is the man.+I met him yesterday.です。

(例1)Yesterday I saw a movie and it was very moving.(昨日、映画を観たが、その映画はとても感動的だった。)

(例1)を関係代名詞のwhichで書き換えると(例2)のようになります。

(例2)Yesterday I saw a movie, which was very moving.(昨日、映画を観たが、その映画はとても感動的だった。)

【語彙】moving(感動的な)

(例1)、(例2)を比べてみると、and itをwhichの1語で代用していることがわかります。このことからも、関係代名詞=代名詞+接続詞という関係性がわかると思います。

接続詞で結ばれた2文を関係代名詞の非制限用法で書き換える様子

そしてここからが重要です。(例2)のように関係詞の前にカンマ(,)を置いた形を、関係代名詞の非制限用法といいます

難しい文法用語ですが、中身は簡単なので安心して下さい!

関係代名詞の非制限用法では、先行詞を追加的、補足的に説明します。例えば(例2)では、まず「映画を観た」ことを述べて、それから「映画についての感想」を付け加えています。

しかし、ここで、「カンマ(,)が付いただけで何か意味が変わるの?非制限用法だと普通の関係代名詞と何が違うの!?」という疑問が出てきます。

関係代名詞の非制限用法には次のような特色があります。

  • 先行詞が固有名詞の場合は、非制限用法でしか修飾できない
  • 非制限用法では単独の先行詞だけではなく、複数の語からなる句や文全体を先行詞として修飾できる

こう堅苦しく説明すると難しく聞こえるかもしれませんが例文を見れば、簡単に理解できます。

(例3)I visited Kyoto, which was a beautiful city.(京都に行ったのですが、美しい街でした。)

先行詞の「京都」は固有名詞なので、非制限用法で修飾しています。

(例4)She said she was good at using computers, which turned out to be a lie.(彼女はコンピューターを使うのが得意だと言っていたが、それは嘘だった。)

【語彙】be good at~(~が得意だ)、turn out~(~だとわかる)

(例4)のwhichの先行詞は、1語ではなく、she was good at using computersという「文」です。このように非制限用法は、句や節、文全体を修飾することができます。

関係代名詞の非制限用法の特徴

まとめ

以上で関係詞の解説をおわりたいと思います。ここまで読んで頂きありがとうございます!

なお、大学入試のために関係詞を学ぶ場合は、この記事の内容に加えて、複合関係詞(whateverなど)、疑似関係詞(asなど)、連鎖関係詞についても確認しておくと役立つでしょう。

末筆ではございますが、少しでも読者様の参考になれば幸いです!

 

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