【保存版】縄文時代完全まとめ!簡単に超わかりやすく解説

縄文時代

前回は旧石器時代について解説しました。旧石器時代は日本史で学ぶ最初の時代ですね。そして旧石器時代の次の時代が縄文時代じょうもんじだいです。

縄文時代とは

では旧石器時代と縄文時代の一番の違いは何でしょうか。つまり何をもって縄文時代というのか?-答えは土器の有無です。土器が登場したら、縄文時代と考えてオーケーです。

【参考記事】詳しい解説つき!旧石器時代の練習問題9題[高校日本史B]

また年代的には約1万3000年前に縄文時代がはじまったと考えられています。ここから約2500年前までの1万年あまりの期間を縄文時代と呼びます。

ややこしいので年表で整理しておきましょう。

旧石器時代~弥生時代の年表
  • 更新世
    旧石器時代

    打製石器のみを使用

  • 約1万3000年前~約2500年前
    縄文時代

    土器の登場、打製石器に加え磨製石器も使用

  • 紀元前4世紀頃
    弥生時代

さらに縄文時代は土器の特色により草創期そうそうき早期そうき前期ぜんき中期ちゅうき後期こうき晩期ばんきの6つに分類することができます。

縄文土器とは

今から約1万3000年前に縄文土器じょうもんどきが登場し、縄文時代がはじまります。縄文土器とは低温で焼かれた黒褐色のもろくて厚手の土器のことです。

こうした縄文土器の登場は当時の社会に大きな変化を与えました。縄文土器によって食料事情が大きく改善したのです。

現代の私達の感覚からすると当然かもしれませんが、当時の人々にとって縄文土器を使って煮炊きをしたり、食物の貯蔵ができるようになったのはすごいことだったのです。

縄文時代の気候と狩猟

完新世

今から約1万年前になると地質年代は完新世かんしんせいになります。それまでの旧石器時代は更新世でしたね。

縄文海進と日本列島の形成

完新世になると地球が温暖化し海面が上昇します。これを縄文海進じょうもんかいしんといいます。縄文海進の結果、日本が大陸と切り離され、現在の日本列島の形が形成されます

落とし穴・弓矢の発明

すると温暖化の影響でナウマンゾウやマンモスといった大型動物が絶滅し、代わりにシカ・イノシシ・ウサギなどの中小動物が繁栄します

こうしたすばしっこい中小動物を従来の旧石器時代に使っていた石槍で仕留めようとしてもうまくいきませんでした。

そこで縄文時代になってから考案されたのが落とし穴弓矢ゆみやです。

豊富な木の実

また温暖化の影響で植物も変化します。従来の針葉樹林から落葉広葉樹林らくようこうようじゅりん照葉樹林しょうようじゅりんに変化します。その結果、クリ・クルミ・ドングリなどの木の実が豊富に採取できるようになります

漁労

漁労ぎょろうとは魚を採ることです。縄文時代になると漁労が盛んになります。そこで漁労の道具として発達したのが骨角器こっかくきです。

骨角器とは動物の骨や牙を削って作った釣針つりばりもりなどのことです。また漁に使う網を固定するためのおもりとして石錘せきすい(磨製石器の一種)や土錘どすいも用いられました。

さらに縄文時代の遺跡からは丸木舟まるきぶねと呼ばれる船も出土しており縄文人は外洋航海を行っていたと考えられています。

磨製石器の登場

縄文時代の別名は新石器時代しんせっきじだいです。新石器時代というのは磨製石器ませいせっきを使用する文化のことです。

旧石器時代に用いられていた「打製石器」は単に石を打ち砕いたものでした。これに対し「磨製石器」は石器を磨き上げて作るもので、棒の先端に装着して使う石槍いしやりや、矢の先端の▲の部分に使われる石鏃せきぞく、現在のナイフにあたる石匙せきひ、木を切るのに使う磨製石斧ませいせきふなどが代表的です。

その他、木の実などをすりつぶす石皿いしざらすり石や魚とり網を固定するための石錘せきすい、男性器をかたどった呪具である石棒せきぼうも代表的な磨製石器です。

但し、磨製石器が登場しても引き続き打製石器も併用されます。この点は入試でよく狙われるポイントなので要注意ですよ。

縄文時代の生活

縄文時代になると移動する生活が終わり、定住生活へと移行します。定住するには住居が必要ですよね。縄文時代に用いられた主な住居は竪穴住居たてあなじゅうきょです。

また竪穴住居の中心には煮炊きをしたり身体を温めたりするためのが設置されていました。

縄文時代の交易

縄文時代には驚くほど広い範囲で交易が行われていました。黒曜石こくようせきひすいの分布からこのことが明らかになっています。詳細は以下の記事をご確認くださればと思います。

縄文時代の農耕

縄文時代の食料獲得手段は基本的に狩猟採集しゅりょうさいしゅうですが、縄文前期にはすでに一部で原始農耕げんしのうこうもはじまっていました。主な作物は荏胡麻えごまあわ・ヒエ・くり・イモなどです。

さらに縄文晩期になると九州で水稲耕作すいとうこうさくが行われるようになります。水稲耕作とは田んぼで米作りをすることですね。

こうした縄文晩期の水稲耕作の遺跡としては佐賀県菜畑遺跡なばたけいせき福岡県板付遺跡いたづけいせきが有名です。

縄文時代の宗教

縄文時代にはあらゆる自然物には精霊が宿ると考えるアニミズムという信仰がありました。また呪術的な風習として女性をかたどった土偶どぐうや男性の生殖器を表現した石棒せきぼう(磨製石器の一種)などが見られます。

さらに成人の儀式として抜歯ばっしがお行われたと考えられています。また死者が災いを及ぼすのを恐れて、遺体を折りたたんで埋葬する屈葬くっそうという習慣も見られました。

【関連記事】縄文時代の練習問題11題!一問一答で覚える高校日本史問題集

【保存版】読むだけで分かる!弥生時代まとめ!簡単に超わかりやすく解説!

まとめ

縄文時代の解説はこれで終わりです。ここまで読んで頂きありがとうございました!

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なお、縄文時代の次の時代である弥生時代やよいじだいを学習されたい方は是非、下記の記事も参考にしてみてくださいね!

【保存版】読むだけで分かる!弥生時代まとめ!簡単に超わかりやすく解説!

縄文時代の一つ前の時代、旧石器時代についても学びたい方は以下の記事を参考にして頂ければと思います。

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!

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