仮受金とは
内容不明の入金を受け取った場合、その内容が明らかになるまでの間、仮受金で処理します。また仮受金は、負債の勘定科目です。仮受金はあくまで仮の勘定科目です。内容がわかった時点で、該当する勘定科目に振り替えます。
なお、この場合の振り替えるとは、仮受金を減らし(借方に仕訳し)、該当する勘定科目で処理すること意味します。
仮受金の仕訳
取引例①:
取引先から当座預金口座に100円の入金があった。その内容は不明である。
内容不明の入金なので仮受金(負債)の増加として処理します。負債の増加は貸方に仕訳します。なお、当座預金(資産)は素直に増加扱いで処理します。
(当座預金)100 | (仮受金)100 |
取引例②:
当座預金への内容不明の入金100円は売掛金であることが判明した。
仮受金の内容が分かったので、該当する勘定科目に振り替えます。具体的には、仮受金を借方に記入して減らし、相手科目には、該当する勘定科目を記載します。この場合、売掛金が相手科目になりますね。
(仮受金)100 | (売掛金)100 |
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