買掛金も未払金も代金支払債務(後でお金を支払わなければいけない義務)という点では同じです。この記事では買掛金と未払金の違いに加え、未払金の仕訳についても解説します。
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買掛金とは
買掛金は商品の購入など自社の営業活動の中心となる取引によって生じる債務のことをいいます。ここで言う、「自社の営業活動の中心となる取引」の意味については、「買掛金と未払金の違い」のセクションで例を挙げて、わかりやすく解説します。
未払金とは
未払金とは建物や有価証券の購入など買掛金以外の債務のことをいいます。つまりメインとなる営業取引以外から生じた債務を未払金というわけですね。
買掛金と未払金の違い
買掛金も未払金も負債のグループの勘定科目です。この点は同じですね。買掛金と売掛金の違いは自社の営業の中心となる取引についての債務(後でお金を支払わなければいけない義務)か否かです。
つまりメインの営業活動の取引から生じた債務なら買掛金で処理し、それ以外は未払金で処理します。
例えば、パソコン販売店が、商品用にパソコンを仕入れ、代金は掛けとした場合はメインとなる営業取引なので買掛金で処理します。
一方、同じパソコン販売店が余ったお金で株を購入し、代金は後払いとした場合は、その代金支払債務を未払金で処理します。
これが買掛金と未払金の違いです。
未払金の仕訳
取引例:
株式(有価証券)は、本来の営業活動とは無関係なものです。そのため、将来支払うべき株式の代金110円は、未払金(負債)の増加として処理します。負債の増加は貸方に仕訳します。相手科目は有価証券です。
(買掛金)110 | (未払金)110 |
またこの取引で、支払期日が到来し、証券会社に現金110円を支払った場合、未払金(負債)の減少として処理します。負債の減少は借方ですね。相手科目は現金(資産)の減少です。資産の減少は貸方に仕訳します。
(未払金)110 | (現金)110 |
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こんばんは! ブログランキングから来ました。
買掛金と未払金の違いが簡潔に書かれ、とても分かりやすかったです。
次回も楽しみにしております。
また、のぞきにきます。
こんばんは、コメントありがとうございます。お役に立てたようで何よりです。