小口現金の仕訳

投稿者: | 2020年8月19日

小口現金とは

文房具代や交通費など日々の小さな出費は小口現金で行います。各部署で小口現金を管理する担当者を小口係(こぐちがかり)といいます。この小口係から支払い報告を受けて仕訳などを行う担当者を会計係(かいけいがかり)と呼びます。

定額資金前渡法(インプレスト・システム)とは

定額資金前渡法(インプレスト・システム)とは一定の期間(例:1カ月)を定めて、その期間のはじめに会計係から小口係に現金を前渡しし、その一定期間の終了時に、小口係からの報告に基づいて、使った分を補給する仕組みのことです。

小口現金を渡したときの仕訳

取引例:

小口現金100円を小切手を振り出して、小口係に渡した。

小口現金は資産です。小口現金を前渡ししたときは、資産の増加として処理します。また小口現金の相手方は、小切手を振り出しているので、当座預金(資産)の減少として仕訳します。

(小口現金)100 (当座預金)100

 

小口現金で支払ったとき

取引例:

小口係が雑費100円を小口現金で支払った。

ポイントは仕訳をするのは、あくまで会計係であって、小口係ではない点です。従って、小口係が小口現金で雑費を支払った時点では仕訳は行われません。

「仕訳なし」が回答になります。

小口係から支払い報告があったとき

取引例:

小口係が文房具代(消耗品費)100円を小口現金で支払い、その旨を会計係に報告した。

小口現金(資産)は減少していますね。資産の減少は貸方に仕訳します。消耗品費は費用ですね。費用の発生は借方に仕訳します。

(消耗品費)100 (小口現金)100

小口現金を補給したとき

取引例:

小口係から支払い報告があったので小口現金100円を小切手で補給した。

定額前渡法では、使った分だけ小口現金を補給します。また、小口現金(資産)を小口係が受け取ったときは資産の増加として処理します。なお、小切手を振り出しているので、相手科目は当座預金(資産)ですね。

(小口現金)100 (当座預金)100

支払い報告と補給が同時のときの仕訳

取引例:

小口係から切手50円の支払い報告があった。その際、ただちに小口現金を小切手で補給した。

小口現金の補給の際は、通常、小口現金勘定で仕訳します。しかし、支払い報告と補給が同時のときは、「~費」を借方に記入します。また、小切手を振り出しているので、相手科目は当座預金(資産)です。

なお、切手やハガキは通信費で処理します。

(通信費)50 (当座預金)50

 

 

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