当座預金の仕訳

投稿者: | 2020年8月18日

当座預金とは

当座預金とは預金の一種で以下の2つの特徴があります。

  • 預金を引き出すときに小切手を用いる
  • 利息がつかない

当座預金口座があれば仕入れなどの取引の際、現金ではなく小切手で支払いができます。

当座預金口座に預け入れたときの仕訳

取引例:

当座預金口座に現金100円を預けた。

当座預金口座に現金を預けたときや入金があった場合は当座預金(資産)の増加と処理します。資産の増加は借方に仕訳します。

一方、手元の現金(資産)は100円減ります。資産の減少は貸方に仕訳します。

(当座預金)100 (現金)100

小切手を振り出したときの仕訳

他人振出小切手の場合

取引例:

A商店はB商店に対する買掛金100円を小切手で支払った。

小切手は通貨代用証券なので、小切手を銀行に持っていくと現金に換えてくれます。そして、その現金は、小切手を振り出した人の当座預金から引き落とされます。

この例題の場合、A商店が小切手を振り出したので、A商店の当座預金から小切手分の金額が相手方(B商店)に支払われますよね。そのため、この取引例の場合は、当座預金(資産)の減少として考えます。資産の減少は貸方ですね。

(買掛金)100 (当座預金)100

なお、買掛金は負債です。負債の減少は借方に記入します。

補足
通貨代用証券については現金の仕訳を参考にしていただければ幸いです。

自己振出小切手の場合

取引例:

売掛金100円を自己振出小切手で回収した。

他人振出小切手は現金(資産)として処理するのに対し、自己振出小切手は当座預金(資産)として処理する点がポイントです。自己振出小切手の受け取りは当座預金(資産)の増加と考えます。資産の増加は借方に仕訳します。

(当座預金)100 (売掛金)100

なお、売掛金(資産)は回収したわけですから、減少していますね。資産の減少は貸方に仕訳します。

当座預金の残高を超えて引き出したときの仕訳

当座借越とは

当座借越(とうざかりこし)とは、当座預金の残高をこえて小切手を振り出すことです。銀行と当座借越契約を結ぶことで実現できます。従って、当座借越とは、銀行からの一時的な借り入れになります。

当座借越の処理

取引例:

A商店は買掛金100円を小切手で支払った。しかし、当座預金の残高は80円であった。

小切手100円を振り出すことで、当座預金(資産)は100円減るはずです。しかし、当座預金は80円しかないので、当座預金(資産)の減少は80円とします。残りの20円は当座借越(負債)の増加として処理します。20円を一時的に銀行などから借り入れるイメージですね。

(買掛金)100 (当座預金)80
(当座借越)20

ちなみに、当座預金の処理を、当座預金と当座借越の2つの勘定科目で仕訳することを二勘定制といいます。

当座借越がある場合の預け入れの仕訳

取引例:

A商店は銀行の当座預金口座に現金100円を預け入れた。但し、当座借越の残高が30円あった。

当座借越(負債)を30円返済して、残りの70円を当座預金(資産)に預けたと考えて処理します。負債(当座借越)の減少は借方です。また資産(当座預金)の増加も借方ですね。

(当座借越)30 (現金)100
(当座預金)70

なお、現金は資産です。資産の減少は貸方ですね。

 

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