【簿記】分記法の仕訳

投稿者: | 2020年8月13日

分記法とは

分記法とは商品売買について商品(資産)商品売買益(収益)の2つの勘定で仕訳処理を行うことをいいます。尚、日商簿記3級では、分記法による仕訳は滅多に出題されません。特にことわりがない限り、三分法で仕訳します。

この解説だけではいまいち分記法の仕訳が理解できないと思います。なので以下の例題を通じて分記法への理解を深めていきましょう。

商品を仕入れたときの仕訳(分記法)

取引例:

A商店はB商店から商品100円分を仕入れ支払いは現金とした。

この取引を分記法で仕訳するときは、勘定科目として、商品(資産)を用います。ここで「商品」勘定を使って取引を仕訳する点が分記法における商品の仕入れの特色です。

実際、仕入れた分、商品(資産)は100円分増加しています。資産の増加は左側(借方)に仕分けるので、借方に記入します。

(商品)100 ???

一方、仕入れのため現金(資産)は100円減っていますね。資産の減少は右側(貸方)に仕訳します。よって、この例題の仕訳は以下のようになります。

(商品)100 (現金)100

商品を売り上げたときの仕訳(分記法)

取引例:

A商店は100円で仕入れた商品をB商店に200円で売り上げた。

分記法は商品(資産)商品売買益(収益)の2つの勘定科目で商品売買を仕訳する方法でしたね。

200円でB商店に商品を売ったわけですから、現金(資産)が200円分増加します(資産の増加→左側に仕訳)。

(現金)200 ???

商品は100円で仕入れて、200円で売りました。では、A商店の商品(資産)は何円分減ったでしょうか

。仕入れ値(これを仕入原価という)が100円なので、200円で売ったとしても、A商店の商品の減りはあくまで100円分です。資産の減少は左側(貸方)に記載するので仕訳は以下のようになります。

 

(現金)200 (商品)100

しかし、これだと左右(借方と貸方)の金額が一致しません。そこで、A商店の100円分の儲け(利益)は、商品売買益(収益)で処理します。収益の発生は右側(貸方)に記入するので、仕訳は以下のようになります。

(現金)200 (商品)100
(商品売買益)100

これで左右が一致しましたね。

補足
同じ取引でも三分法では全く違った仕訳になります。三分法における商品売買の仕訳については、【関連記事】三分法による商品売買の仕訳方法をご覧くださいませ。

 

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