自動思考とマインドフルネスの関係性とは

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自動思考とは何か

自動思考とマインドフルネスは真逆の関係にある言葉です。マインドフルでない場合、人は普通、自動思考によって行動しています。また思考と気分は対応しているので、いつも不安なケースでは、ずっと不安を呼び起こすような自動思考をしていることになります。

自動思考は厄介なものです。特に意識することなく無意識的に湧き上がってくるものだからです。もちろん、車の運転や仕事の手順等、自動思考のおかげで、意識することなくタスクを遂行できるというメリットもあります。しかし、自動思考は、ときに、その状況にそぐわないものになっているにもかかわらず、無意識のうちに自分を支配してしまいます。そのせいで、不安になる必要などない、平和な状況でも漠然とした不安に襲われることもあります。

このように過去の体験をベースに無意識的に湧き起る思考や、その思考に対応した気分を自動思考と呼びます。マインドフルネスを身につけることは、自動思考の支配から自由になる最良の方法です。

自動思考ではなく、マインドフルに反応する

自動思考の問題点は、過去の体験に根差して、「今」を勝手に解釈してしまう点にあります。実は多種多様な選択肢があるような状況でも、自動思考のせいで、1つしか手段がないと信じきってしまうケースもあります。自動思考ではなく、マインドフルな反応をすることが肝心です。言い換えれば、過去の体験を判断するのではなく、受け入れるということでもあります。

そのためにはマインドフルネスの練習を積むことが必要なのです。そうすれば体験ではなく、今この瞬間に立脚した行動を選択することができるようになります。

日常生活で出来る簡単なマインドフルネスの練習方法

例えば、皿洗いもマインドフルネスの練習に利用することができます。皿洗いにただ意識を向け続ければいいのです。具体的な「皿洗い瞑想法」の手順は以下の通りです。

  1. まず皿洗いをはじめます。
  2. 考え事をしながら家事をすることをやめて、皿洗いという作業そのものに意識を集中するようにします。手にかかる水の冷たい感覚や、食器に触れたときのツルっとした感触をじっくり観察するようにします。
  3. しかし、必ず、意識の中に様々な思考や感情が紛れ込んできて、皿洗いへの注意は何度もそれることでしょう。
  4. そうなったら、そうした思考や感情を静かに観察します。そして受け入れます。暫くしたら、またそっと皿洗いに意識を戻します。

「たったこれだけ?」と思われるかもしれませんが、これは立派な瞑想法です。つまりマインドフルネスの実践です。もしかしたら、あなたは、今まで、皿洗いをするときや洗濯物を畳むときに、特に意識せずに、様々な考え事をしながらやっていたかもしれません。しかし、そうした日常の家事は上記の手法を使うことで、なんであれ、マインドフルネスの練習方法になります。

こうしたマインドフルネス実践を少しやっただけでは、「何も変わったことはないな」と感じるかもしれません。ですが、こうした練習を継続的に繰り返すことで、マインドフルな姿勢や態度が徐々に育っていきます。

「掃除の瞑想」・「皿洗いの瞑想」・「洗濯の瞑想」etc…家事を利用してマインドフルネスの実践を積みましょう。

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