入門!簿記の解説【7】商品売買②「買掛金・売掛金」

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まえがき

こんにちは!鹿丸です!前回は商品売買の三分法と分記法について学習しましたね。もし理解があやふやな場合は、入門!簿記の解説【6】を復習して下さいね。また質問メールも受け付けております。

今回も引き続き、商品売買における仕訳処理を勉強していきます!

 

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掛け取引と買掛金

掛け取引(かけとりひき)とは、例えば、商品を仕入れたとします。普通は商品を仕入れたタイミングで現金などで代金を支払いますよね。しかし、掛け取引の場合は、その場で代金を支払わずに、後日、代金を支払う約束をするのです。こうした取引のことを掛け取引といいます。

掛け取引の便利なところは、都度都度、決済せずに、あとでまとめて代金を支払える点にあります。よく飲み屋で、「今日の代金はツケで!」とか「お客さんツケがたまってるのでそろそろ支払って下さいよ」というやりとりをドラマなんかで見かけますよね。それと同じことです。

商品を掛けで仕入れた場合は、後日、商品代金を支払わなければなりません。これはお金を借りることにとてもよく似ています。後で商品の代金を支払う義務が発生するわけです。こうした将来にお金を支払わなければいけない義務のことを債務(さいむ)といいます。そして、商品の仕入れを掛けで行った場合、仕訳上では買掛金(かいかけきん)という勘定科目で処理します。買掛金は負債のグループに属します

簿記の5要素を覚えていますか?

資産・負債・純資産・収益・費用が簿記の5要素で、全ての勘定科目は、この5要素のうちのいづれかに分類できるのでした。そして買掛金という勘定科目は、負債のグループというわけです。

「負債」とは何か覚えていますか?

将来的にお金を支払わなければいけない義務のことを負債と言います。負債は少なければ少ないほど嬉しいですね。そして、例えば、借金は代表的な負債です。簿記では借金のことを借入金(かりいれきん)と言います。

では、負債は貸借対照表と損益計算書のどちらに分類される要素でしょうか。

貸借対照表の右側に負債の項目がありますよ。以下の表で確認しましょう!

貸借対照表

損益計算書

それでは実際の買掛金に関する取引を2つ紹介します。仕訳してみましょう。

 

取引:ポンポコ商事はハト商会から商品10円を仕入れ、代金は掛けとした

 

勘定科目としては、仕入(費用)、買掛金(負債)ですね。

それぞれの増減を見ると、仕入(費用)は増加しています。よって借方(左)ですね。

また買掛金(負債)も増加していますね。よって貸方(右)です。

従って以下のように仕訳できます。

借方(左) 金額 貸方(右) 金額
仕入 10 買掛金 10

 

次の取引は買掛金を支払った場合です。

 

取引:ポンポコ商事はハト商会に対して、買掛金10円を現金で支払った

 

現金(資産)は減少、買掛金(負債)も減少なので、仕訳は以下のようになります。

借方(左) 金額 貸方(右) 金額
買掛金 10 現金 10

 

売掛金

さて、買掛金の反対が売掛金(うりかけきん)です。売掛金は「後でお金を貰える権利」なので、資産のグループです。

それでは早速、取引を仕訳してみましょう。

 

取引:ポンポコ商事はハト商会に商品(原価10円、売価50円)を売り上げ、代金は掛けとした

 

ポンポコ商事の売上(収益)は増えています。またポンポコ商事のハト商会に対する売掛金(資産)も増えていますね。なので以下のように仕訳します。

借方(左) 金額 貸方(右) 金額
売掛金 50 売上 50

 

売掛金はお金を後で支払ってもらえる権利ですから、ちゃんとお金を回収しないといけませんね。そこで次の取引です。

 

取引:ポンポコ商事はハト商会より売掛金50円を現金で回収した

 

売掛金(資産)が減って、現金(資産)が増えていますね。従って仕訳は以下のようになります。

借方(左) 金額 貸方(右) 金額
現金 50 売掛金 50

 

以上で買掛金、売掛金の仕訳は終了です。買掛金は負債で、売掛金は資産だということを忘れなければ楽勝ですね!

次回は返品や値引きのときの仕訳処理を学びます。

 

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