入門!簿記の解説【3】「簿記の5要素」

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簿記入門

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はじめに

こんにちは!当サイト(「挫折しらず!簿記が面白いほど分かるサイト」)管理人の鹿丸(しかまる)です(^^)

さて、「入門!簿記の解説」も早いもので3回目になりました!(祝!)

今回の解説のゴールは仕訳(しわけ)のルールを覚えて簡単な仕訳ができるようになることです!

新簿記入門講座シリーズをよろしくお願いします。

「仕訳(しわけ)ってなーに?美味しいの?」という方もいるかもしれません。

仕訳とは要は「取引が発生したときに、左(左のことを借方と言いましたね!)に記入するのか、それとも右(右のことを貸方と言いましたね!)に記入するのか?」ということです。

例を見てみましょう。

 

取引例:「建物を購入し10円支払った

※相変わらず建物の価格が超激安ですが説明の便宜上なので気にしないで下さいね!

 

この取引を仕訳すると帳簿の中身は以下のようになります。

借方(左) 金額 貸方(右) 金額
建物 10 現金 10

ここで疑問が生じます。なぜ建物は借方(左)に書いて、現金は貸方(右)に書くのでしょうか?逆に書いたらダメなんでしょうか?

はい、逆に書いてはいけません。この取引の場合、簿記のルール(仕訳のルール)で、「建物」は絶対に借方(左)に書いて、「現金」は絶対に貸方(右)に書かなくてはいけないのです。

取引を記録するときは、必ず仕訳のルールに則って、仕訳帳という帳簿に記載しなくてはならないのです!それが簿記の鉄則なのです。

そこで今回の解説では、なんらかの取引を見て、それを仕訳のルールに則って、正確に左右を間違うことなく、仕訳帳という帳簿に記録するための知識を死ぬほどわかりやすく説明します。当サイトで勉強すればマジで簿記なんて楽勝です!

超わかりやすく解説するので、どんなに挫折したくても絶対に挫折できません(笑)

まえがきが長くなりました。すいません…。

では、そろそろ「入門!簿記の知識【3】」の解説をはじめます!

仕訳をするために絶対に知らないといけない前提知識1「簿記の5要素」

さて早速、仕訳の方法論を解説したいところではありますが、実はいくつかの前提となる知識を学ばないと仕訳の解説が理解できなくなってしまうんです。

と、その前に「入門!簿記の解説【1】」と「入門!簿記の解説【2】」の簡単な復習から入りましょう。忘れてしまっている方も「しっかり覚えているよ!」という方も、より知識を完璧なものにするために、少し退屈かもしれませんが、お付き合い願えれば幸いです。※もちろん復習の必要のない方は読み飛ばしてしまって問題ありません!ずっと下にスクロールしていくとここからが本番!仕訳を知るための前提知識「簿記の5要素」という見出しがありますので、そこから読み進めていただければと思います。

 

入門!簿記の解説【1】の復習

簿記の目的は利害関係者(株主、銀行、税務署、従業員など)に、数字でわかりやすく、その会社の「ふところ事情(=財政状態)」や「儲けているのか損しているのか(=経営成績)」を報告することでした。

で、報告するための書類のことを「財務諸表」と呼び、財務諸表は2つの書類を合体させたもののことでした。

そのことを簡単に式で表すと下記のようになります。

貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)+損益計算書(そんえきけいさんしょ)=財務諸表(ざいむしょひょう)

というわけです。

で、貸借対照表とは企業の「ふところ事情(=財政状態)」を記録した書類でしたね。要は、資産(現金預金や自社ビル)がどのくらいあって、負債(借金など)がどのくらいあるのかを表す書類が貸借対照表でしたね。そして貸借対照表のことを略してB/Sと呼ぶこともあるのでしたね。

一方、損益計算書は企業が「儲かっているのか、または損しているのか」を表した書類のことで、難しい言葉で言えば、企業の経営成績を明らかにする書類です。経営成績とは、「今年は3億円の黒字だ」とか、「去年は1億円の赤字だった」といった情報のことでした。

また損益計算書のことを略してP/Lと呼ぶこともあるのでしたね。

ところで、企業活動の結果として生じる様々な「お金の動き」のことを2文字でなんて呼ぶんでしたっけ?

そう、「取引(とりひき)」ですね。

「取引」とは例えば、冒頭の例のように「建物を購入し10円を支払った」とか、「ある商品を販売し、10万円の収入を得た」といったものでしたね。

これで、入門!簿記の解説【1】の復習は終わりです。もしこの復習を読んでも、なんとなくもやもやする場合は、もう一度、入門!簿記の解説【1】を読み返してみることをおすすめ致します。

入門!簿記の解説【2】の復習

すみません。完璧に分かっていらっしゃって、復習の必要がない方にとってはとても退屈だと思うのですが、さらに知識を確かなものにするためにもう少しだけ復習にお付き合い願えればと存じます。※もちろん復習の必要のない方は読み飛ばしても結構ですよ♪ずっと下にスクロールするとここからが本番!仕訳の知るための前提知識「簿記の5要素」という見出しがあるので、そこから読み始めていただければと思います。

 

というわけで、入門!簿記の解説【2】の簡単な復習です。

簿記の流れから復習しましょう。簡単な図で表すと以下のようになります。

 

(取引の発生)→(仕訳)→(帳簿に記録)

 

取引が発生したら、その取引をこれから学ぶ仕訳のルールに従って、借方(左)と貸方(右)に分けて、仕訳帳と呼ばれる、帳簿に記入します。

これが簿記のざっくりした流れでした。

で、仕訳をするのに必ずついてまわるのが「勘定科目(かんじょうかもく)」でしたね。

そして、勘定科目には全国共通の命名規則があるのでした。例えばある人は「現金」のことを「お金」と呼んだり、ある人は「現金」のことを「札束」と呼んだりと、勘定科目の呼び名がバラバラだと困るので、お金のことは必ず「現金」と呼ぶのでした。

また別の例では、「建物」のことをA社はビルと呼んで、B社は建築物と呼ぶようでは、混乱してしまうので、倉庫や自社ビルなどのことは「建物と呼ぶ」というように、全国共通の呼び名があらかじめ決められているのでしたね。

要は勘定科目に勝手に自分流の名前をつけてはいけないということですね。各勘定科目ごとに、決められた呼び名があるのです。

さて、最後に借方と貸方についてです。借りるとか、貸すといういかにも意味ありげなネーミングですが、借方/貸方にはなんの意味もないのでしたね。

ただ単に借方は左、貸方は右というように方向を表すだけの言葉でしたね。

これは前回の「入門!簿記の解説【2】」で説明しませんでしたが、借方と貸方は混同しやすいので、以下の図のようにして覚えると便利ですよ。

簿記における借方貸方の覚え方

絵がド下手で本当にすみません。わたくし鹿丸の力量では全力で丁寧に書いてもこれが限界でした。

こういうとき、ペンタブ欲しくなりますよね(笑)

「あれ、借方、貸方どっちが左でどっちが右だっけ?」

と思ったら「ひらがな」にしてみれば簡単に分かるという工夫です。

「かりかた」は「り」が左に向いているので【借方=左】、「かしかた」は「し」が右に向いているので、【貸方=右】と覚えると混乱を避けることができますよ♪

今回の復習を読んでも、まだもやもやする場合は「入門!簿記の解説【2】」をもう一度、ご覧になることをお勧め致します。

 

復習お疲れ様でした。退屈だったかもしれませんがお付き合いいただき本当にありがとうございます!

 

 

ここからが本番!仕訳を知るための前提知識「簿記の5要素」

 

さて長い復習を終え、ようやく今回の目標である「仕訳をできるようにする」ための準備に入ることができましたね。復習をスキップされた方には、くどくどと長い復習用の解説をはさんでしまって申し訳ありませんでした。

 

ところで、仕訳の方法を解説する前にまずは「簿記の5要素」を理解する必要があります。ついでに申し上げると、簿記の5要素に加え、もう一歩突っ込んだ、貸借対照表と損益計算書の勉強もしないと、仕訳のルールは理解できません。そこで以下では先ず基本中の基本となる「簿記の5要素」を解説し、それから貸借対照表と損益計算書の解説をします。

これらの解説が終わったら、いよいよ「入門!簿記の解説【3】」のメインディッシュである、仕訳の方法について、死ぬほどわかりやすく説明して参ります。

 

さてそれでは、先ずは「簿記の5要素」について1つずつ簡単に解説していきますね。何がっても絶対に挫折できないほど丁寧かつ親切に解説しますよ!

 

あ!そうだ!その前に!大切なことを言い忘れていました!!

 

簿記の5要素とは「資産」・「負債」・「純資産」・「収益」・「費用」の5つなのですが。

 

勘定科目は”必ず”この5要素のどれかに所属します

例えば、勘定科目の一種である「現金」や「建物」は資産のグループに入ります

例えば、勘定科目の一種である「広告宣伝費」は費用のグループに入ります

と、このように、どんな勘定科目も必ず「簿記の5要素」のうちのいづれか1つのグループに属します

このポイントは忘れないで下さいね!

 

「簿記の5要素」その1【資産】

 

簿記の5要素の1つ目は「資産」です。

資産については難しいことは何もありません。私達が日常的に使う「資産」という言葉とほとんど同じ意味です。要は「あればあるほどお得なもの」のことです。

例えば、現金は資産です。

建物土地も資産です。

では貸付金(誰かに貸してあげたお金)という勘定科目は資産のグループでしょうか?

 

そうですね。資産ですね。貸したお金を返してもらう権利があるわけですから。「あればあるほどお得なもの」ですよね。例えば、もし、わたくし鹿丸(しかまる)が友人に3,000万円貸していたとしたら、「そろそろ返してくれー」と請求し、友人が承諾すれば、手元に3,000万円がやってくるわけです。

鹿丸(このサイトの管理人のことです)の貯金は1万円しかないとしましょう。もしあなたが鹿丸の資産状況を評価するとしたらどちらの方が「お金持ち」ということになりますか?

  1. 貯金1万円の鹿丸
  2. 貯金1万円でかつ貸付金3,000万円の鹿丸

どう考えても2の鹿丸の方がお金持ちですよね。だって、例え10%でもお金を返済して貰えれば、現金資産は301万円になるわけですから。

但し、貸し倒れのリスクがあるので、貸付金は現金や建物ほど安定した資産ではないかもしれません。そういった詳細については、かなり先の方で学びます。今は単純に「返してもらえる権利」も「資産」なんだと考えておいて下さい。

 

その他にも「資産のグループに入る勘定科目」はたくさんありますが、今回の目的は全ての勘定科目を紹介することではないので、最後に売掛金という勘定科目について解説して資産のグループは終わりにしたいと思います。

売掛金とは「代金は後で支払えばいいですから、とりあえず商品を先にお渡ししますよ」という意味です。

なので、後から商品代金を請求することができます。貸付金に少し似ていますね。

売掛金も後になって取引先が

 

「ごめん、お金が無くてこの前もらった商品の代金支払えないんだ」

 

という貸し倒れのリスクはあるものの、将来にお金を貰える権利ではあるので、資産のグループに入るというわけです。

ちなみに売掛金の反対は買掛金(かいかけきん)です。買掛金とは、「(飲み屋などで)ツケで飲む」のと同じで、「お金はあとで支払うから先に商品をちょうだいな」という意味です。

買掛金では、お金は未払いのまま、先に商品だけ受け取るので、後でお金を支払う義務が生じます。なので資産のグループではなく、後で解説する負債のグループに属する勘定科目です

売掛金と買掛金はセットで覚えた方がわかりやすい勘定科目なので、資産ではない買掛金もあえてここで説明しました。

 

尚、「売掛金/買掛金」はけっこうが奥が深い勘定科目です(といってもけっして難しくはありません)。もしこれらの勘定科目についてもっと知りたい場合は、当サイトのブログに詳しい説明記事がありますので、そちらを参照してみて下さい。

⇒(参考ブログ記事)【簿記】売掛金と買掛金、そして未収金と未払金の基礎知識

 

ここらで、「資産」の解説を終わります。

 

「簿記の5要素」その2【負債】

 

負債を簡単に言うと「なるべく無い方がいいもの」です。

最も代表的な負債のグループに属する勘定科目は借入金(かりいれきん)買掛金(かいかけきん)です。

借入金は要は銀行などから借りたお金のことですね。つまり借金です。確かに「なるべく無い方がいいもの」ですね。

買掛金については先ほど資産のところで、フライングして説明してしまいましたね。

商品だけ先にもらって、あとで商品代金を支払わなければいけない義務が買掛金でしたね。

やはり買掛金も「なるべく無い方がいいもの」ですよね。

負債についてもまだまだ負債のグループに属する勘定科目はたくさんありますが、とりあえず今は、借入金と買掛金の2つの勘定科目だけおさえておいて下されば十分です。

では、次に参りましょう。

 

「簿記の5要素」その3【純資産】

 

純資産(じゅんしさん)は簡単です。

 

純資産=資産-負債

 

です。

要は、資産合計から負債を差し引いたもののことを純資産といいます

また、

 

純資産=資本金

 

です。

 

そして「資本金」というのは純資産のグループに属する勘定科目の名称です。

日商簿記3級では純資産のグループで出てくる勘定科目は「資本金」だけです

また、

 

資本金=出資額(商売をはじめるにあたって最初に用意した元入れ金)+儲け

 

という関係になります。

尚、式ばっかりで少しイメージがつきにくい部分があるかもしれません。資本金や純資産の詳細については、もう少し学習が進んだ段階で再度、懇切丁寧に解説いたしますので、今は「ふーん、純資産ってそういう感じなのね」ぐらいの、なんとなくの理解で十分です。今は完璧に理解しようとせずに、適当に流してしまって下さい!

 

「簿記の5要素」その4【収益】

 

収益とは「純資産を増やす原因となるもの」のことです。

と、抽象的に定義してもわかりにくいですよね。具体例を見てみましょう。

例1:商品を販売したときの売上

例2:銀行にお金を預けたときに貰える利息(これを受取利息という)

平たく言えば、お金が増える原因が収益です。

「商品が売れた」とか「銀行にお金を預けて利息をGETした」というのはどちらも「お金が増える原因」ですよね?

収益のグループに属する勘定科目としては、今は、「売上」と「受取利息」だけ念頭に置いていただければと思います。

収益についても、詳細な解説はが後々出てきますので、今はなんとなくの理解で十分です!

 

「簿記の5要素」その5【費用】

 

いよいよ簿記の5要素の解説もラストになりました!

費用」とは、「①収益を得るために必要な支出であり、②純資産を減らす原因となるもの」です。

①から見ていきましょう。

「収益を得るために必要な支出」と抽象的に言うとわかりにくいですが、要は売上等をあげるための必要経費のことです。

例えば、商品を売るには、そもそも商品を仕入れなければなりません。なので、販売するための商品を購入するためにかかった支出として「仕入(しいれ)」という勘定科目が用意されています。

しかし、売上等をあげるために必要な経費はそれだけではありませんよね。

従業員に支払う給与も必要経費です。これに対応する勘定科目はズバリそのまま「給料」です。

それだけではありません。費用のグループに属するその他の勘定科目を見てみましょう。

  • 水道光熱費」・・・例えば飲食店を運営していれば、バカにならない支出ですよね。
  • 広告宣伝費」・・・どんなにいい商品でも広告を出さないとなかなか売れませんよね。
  • 支払利息」・・・銀行からお金を借りた場合、利息を払わないといけませんね。
  • 支払保険料」・・・会社で使う車の自動車保険や自社ビルの火災保険などが考えられますね。

 

続いて②「純資産を減らす原因となるもの」について見ていきましょう。

費用が増えれば、現金などの資産は減りますよね。

で、純資産=資産-負債なので、費用がかさんで資産が減れば、当然、純資産も減りますよね。

 

もしかして、「純資産を減らす原因になる」ってとこ、ちょっとイメージしにくいですか?

 

例えば、今、資産が100万円あったとします。そして負債が30万円あったとします。

このとき純資産は100万円-30万円で70万円ですね。

ここで、商品を現金で20万円分仕入れたとしましょう(費用)。

すると、資産は100万円-20万円で80万円になります(仕入後の資産総額)。

すると純資産は(資産)80万円-(負債)30万円で50万円に減ってしまいますよね。

最初の段階では70万円あった純資産が50万円に減っていることが分かりますね。

なるほど、こう考えると、費用純資産を減らす原因になりますよね。

こう考えれば少しはイメージがわいてくるでしょうか?

もちろん今の時点で完璧に理解する必要はありません。なんとなくの理解で十分なんです!

簿記の勉強を進めていくうちに嫌でも理解できるようになりますからね。

鹿丸の簿記解説は鬼のようにわかりやすいので安心して学習をすすめて下さいね♪

 

さて、ここいらでひとまず「簿記の5要素」の簡単な解説を終わりにしたいと思います。続いて仕訳の方法を学ぶための前提知識として、貸借対照表と損益計算書の知識を学習します。

 

もしかして長丁場で少し疲れましたか?

ここまで読んで下さって本当にありがとうございます。

あと少しで仕訳の方法の解説にたどりつけますので、少しお茶でも飲みながらリラックスして、一緒に一歩一歩、歩みを進めていっていただけますと大変嬉しいです(^^)

 

 

簿記の5要素と貸借対照表・損益計算書

 

さて、ここを抜ければ、仕訳の方法の解説に入れます!今回、学ぶことは仕訳の方法を知る上でとっても重要な内容になっています。早速、一緒に学んでいきましょう!

 

会計期間

 

ちょっと寄り道になりますが会計期間の基本用語を知っておいて損はないはずです。

財務諸表を作成して利害関係者に企業の状況を報告するのは年に1回です。つまり財務諸表は1年間の集大成なわけです。この1年間のことを会計期間と言います。

尚、日商簿記3級で学習するのは個人商店における簿記であって、企業における簿記は2級以降で学習します。そして、個人商店の会計期間は企業とは異なり、1月1日から12月31日までが会計期間になります

一方、2級以降で学ぶ企業における会計期間は必ずしも1月1日に始まり12月31日に終わるわけではありません。例えば4月1日に会計期間が始まり、3月31日に終わるケースもあります。企業では、会計期間は自由に設定することができます。

さて、ここで会計期間にまつわる用語をおさえておきましょう。

  • 期首・・・会計期間の開始日
  • 期末または決算日・・・会計期間の終了日
  • 期中・・・期首から期末までの期間
  • 当期・・・現在の会計期間
  • 前期・・・去年の会計期間
  • 次期・・・来年の会計期間

会計期間については、特に複雑な内容もないので、これで終わりにしたいと思います。

 

貸借対照表

 

貸借対照表には会計期間の期末時点における資産・負債・純資産がどれくらいあるかを記載します。そうすることによって企業の財政状態を明らかにします。

貸借対照表では左側に資産、右側に負債と純資産を記載します

以下の図のようなイメージになります。

貸借対照表

この上の図は暗記する必要があります。この図を暗記していないと仕訳ができないからです。もちろん最初は図を見ながら仕訳しても構わないのですが、暗記した方がベターです。

 

損益計算書

 

損益計算書では、一会計期間に発生した収益と費用を記載し、収益と費用の差額で、儲け(=当期純利益)または損失(=当期純損失)を計算します。これによって一会計期間の経営成績を明らかにします。

損益計算書では以下の図のように左側に費用を、右側に収益を記載し、収益と費用の差額で、当期純利益または当期純損失を計算します。

損益計算書

この図も仕訳をするために暗記する必要があります。最初は図を見ながら仕訳しても構いませんが暗記した方が役立ちます。

 

これで仕訳のルールを学ぶために必要な知識は全て揃いました!早速仕訳のルールの解説に入りたいところですが、仕訳をするには、できれば貸借対照表と損益計算書の略図を暗記して欲しいと思います。

 

 

貸借対照表と損益計算書の暗記

 

そこで、次のステップに進む前に暗記用の図表を準備したので、これを活用して暗記にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

もちろんすぐに暗記しなくても図を見ながら仕訳することはできるので、どうしても暗記したくない場合は、このセクションは飛ばして、仕訳のルールの解説から読んでいただいても構いません。

 

 

「よっしゃ!暗記してみよう!」

 

 

という方は以下の簡単な問題を繰り返し解くことで貸借対照表と損益計算書の略図を頭にインストールしていただければと思います。

 

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暗記用問題

 

 

 

次の問に答えて下さい。

 

 

問題1(貸借対照表)下図の①~③に適切な語句を入れて下さい。(解答は前述の図表を参照)

 

 

貸借対照表暗記用図表

 

 

問題2(損益計算書)下図の①~③に適切な語句を入れて下さい。(解答は前述の図表を参照)

 

 

損益計算書暗記用

仕訳の方法

ここまで読んで下さってありがとうございます。心より御礼申し上げます!(筆者・鹿丸)

さて、ついに仕訳に入門するときがきました!先ずは仕訳の流れをご説明いたします!

 

(取引の発生)⇒(取引を仕訳して仕訳帳に記入)⇒【総勘定元帳(そうかんじょうもとちょう)】という帳簿に転記

 

これが簿記の仕訳の基本的な流れです。今は総勘定元帳について理解する必要はありません。あくまで「そういうものに仕訳帳から転記するんだな」くらいの認識で十分です!

今はまず取引を仕訳し仕訳帳に記入するプロセスを学びましょう。

さて、ここで仕訳の例をおさらいしましょう。

取引:建物を購入し現金10円を支払った。

この取引を仕訳すると次のようになります。

借方(左) 金額 借方(右) 金額
建物 10 現金 10

さて、どのようなルールに従って、(建物)は左に、(現金)は右に記載するのでしょうか。

その答えは貸借対照表と損益計算書にあります。

仕訳のルールは次の通りです。

まず貸借対照表と損益計算書の略図を思い出します(暗記していない場合は見ながら仕訳してOKです)。

そして、次に「簿記の5要素(資産・負債・純資産・収益・費用)」を思い出します。

「簿記の5要素」における、それぞれの要素が増えた場合は、貸借対照表・損益計算書の記載位置と同じ側に仕訳します。逆に、それぞれの要素が減った場合は、貸借対照表・損益計算書の記載位置とは逆の方向に仕訳します

と抽象的に説明してもわかりにくいと思うので先ほどの「建物を購入し現金10円を支払った」を例題にして実際に仕訳の流れを示します。

そのためにここでもう一度、貸借対照表と損益計算書の略図を見てみましょう。

貸借対照表損益計算書

まず、建物を購入したわけですよね。それで建物は資産です。資産としての建物は増えていることになる。資産などの要素が増加した場合は貸借対照表・損益計算書の記載位置と同じ側に記入するのでしたね。貸借対照表における資産は左側ですから、同じように左に建物と記載します。

次に、現金10円を支払ったわけですから、現金という資産は減少しています。ある要素が減少した場合には、貸借対照表・損益計算書の記載位置と反対側に記入するんでしたよね。貸借対照表の資産は左側にありますから、その逆の右側に現金を記入します。

すると以下のように仕訳が完成します。

借方(左) 金額 貸方 金額
建物 10 現金 10

同じ取引を使ってもう少し詳細に仕訳のプロセスを見ていきましょう。

取引:「建物を購入し現金10円を支払った

 

STEP1:取引からどんな要素が発生したかを考える、それは資産か負債か純資産か収益か費用か?

建物は資産のグループの勘定科目、現金も資産のグループの勘定科目だと分かりますね。

STEP2:それぞれの要素が増えたのか減ったのかを考える。

このとき、頭の中に貸借対照表と損益計算書を思い浮かべて、その要素が増えたのならば、貸借対照表・損益計算書と同じ側に記入する。またその要素が減ったならば、貸借対照表・損益計算書の配置と逆側に記入する。

この取引の場合、建物も現金も資産。で、建物は増えたから、貸借対照表の資産の側すなわち借方(左)に記入する。一方、現金は資産の減少だから、貸借対照表の資産の側の反対に記入する。

 

これが仕訳の方法です!次回は例題をこなしながら仕訳に慣れていくようにしましょう!

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