うつ病の症状・構造・治療-悪夢はあくまで夢にすぎない

Pocket

うつ病とは何か?

うつ病は悪夢である。悪夢はあくまでも悪夢にすぎない。目が覚めればいつでも自分の人生を再開できる。うつ病の檻に閉じ込められているときは、【自分は無価値】【自分は無能】【自分は極度の怠け者】【なにをしたってけっしてうまくいかない】【もはや何をしても楽しむことなど不可能だ】【絶望・不安・恐怖は永遠に続く】と思い込んでいる。心の底から、それらが真実だと深く確信している。

しかしうつ病は悪夢である。悪夢は所詮、夢にすぎない。夢から覚めればうつ病の檻なんて、はなから存在しなかったことに気が付くだろう。

【症状】

破局的妄想にとらわれ不安と恐怖に怯えている。絶望感に苛まれる。気力や生きるエネルギーが極端に下がる。そのためちょっとした散歩なども酷く困難に感じる。何をするにも酷く億劫で難しく感じる。身体が重く麻痺的である。実際は死ぬ必要がない状況でも自殺する。自信、自尊感情、自己効力感が著しく低下する。統制の所在が外的になる。もはやセルフコントロールなどできないと頑なに信じ込む。うつ病は解決不可能な問題だと信じ込む。ベットの中で一日中、苦しみながら過ごす傾向が強い。また、ひきもりがちになる傾向がある。自分はとんでもなく無価値で意味のない存在だと信じているので他人と接することを怖がる。

【仮説】

数多の挫折体験を通じて学習性無力感に陥った。同時に極めて強力な自己無価値感、自己無能感が形成された。自分がどんなにがんばろうともけっして、状況を好転させることは出来ないと信じ込む。そもそも自分はあまりにも無力なので、たとえ、チャレンジしても、絶対にまた挫折するだけだと信じ込む。このように完全に打つ手を失い、不可能性にがんじがらめにされているので、こうした苦境は永遠に続くものと確信している。

要するに、自分自身や自分の人生全体を完全に諦めきっている状況だと言える。諦めたくはないのだが、もはや期待できるものなど皆無であり、諦めて寝込む他ないと信じ込む。にもかかわらず、心のどこかに、ほんの小さな希望感を残しているので、それによってかろうじて生存を保っている。

【治療】

数多の挫折体験から後天的に学習した無力感、自己無価値感、打開不可能という判断は、実際には現実ではない。それらは多分に妄想を含む。無力感を感じるからといって無力なわけではないし、自己無価値を感じるからといって、自分が無価値なわけでもない。状況を好転させることは、現実には、そう難しい事ではない。四面楚歌だと感じているだけで、現実には、いくら周囲を見渡しても敵兵の姿はないのだ。青い空の下、美しい草原の真ん中で、四面楚歌だと妄想しているにすぎない。檻に閉じ込められているような気がするだけで、実際には、檻など存在せず、どこえだって好きなところに行けるのだ。自分は無価値だ。無能だ。無気力で何もできやしない。というのも著しく現実離れした妄想に過ぎないのである。実際にはどんなに少なく見積もっても、平均かそれ以上の価値と能力があり、それらを活用して、状況を好転させ、問題を解決し、楽しくエネルギッシュな日々を送ることは、実は容易なのである。

あわせて読みたい

Amazonスポンサードリンク