心理カウンセラーに求められる資質や適性とは?


心理カウンセラーに要求される資質とは

心理カウンセラーに求められる資質や適性といった要素を一概に定義することは困難ですが、最低限の条件として、「思いやりがある人」、「相手の心情を理解できる人」といった要素を挙げることができます。

温かい心の持ち主であり、クライエントに深く共感できなければ、カウンセリングを成功させる上で一番大切な「信頼関係」を築くことができません。

また、忘れられがちですが、カウンセラー自身が強い不安を抱えていたり、情緒的に不安定だと、クライエントに悪影響を与えてしまいます。そのため、心理カウンセラーの基本的な資質として「落ち着きがあり、心が穏やかなこと」が求められます。

それだけではなく、先入観が少なく、思い込みが激しくないことも大切です。カウンセリングにおいてはクライエントの話す内容を客観的に捉えることが要求されるからです。

心理カウンセラーはじっくりと深く話を聞く職業なので、「忍耐力」も要求されます。また、カウンセリングを通じて、クライエントだけではなく、カウンセラー自身も学びを得るという意味では「謙虚さ」もとても大切な資質です。

カウンセリングは毒にも薬にもなる

カウンセリングを行えば必ずクライエントの悩みを解決できるわけではありません。むしろ、カウンセラー自身の精神状態や技量が未熟だと、カウンセリングによって、クライエントの症状が悪化してしまうこともあります。

カウンセリングをするということは、クライエントの傷口を開くことも含むので、下手に介入を行うと、クライエントをより深く傷つけてしまう可能性もあるのです。

特に心の問題は、ただ単に本人が辛い想いをするだけではなく、自殺という形で死につながることもあるのです。

そのため、心理カウンセラーには臨床心理学の深い知識だけではなく、その資質として、優れた人間性が求められます。

カウンセラーの適性として人の役に立ちたいという想いも大切

心理カウンセラーの適性として「他者の役に立ちたいという想い」が求められる背景には、心理カウンセラーを取り巻く状況の厳しさを挙げることができます。

日本における心理カウンセラーの社会的地位はけっして恵まれたものではありません。心理カウンセラーを職業とし、安定した収入を得るのはとても難しいのです。

例えば、精神科の病院に正社員として勤務する心理カウンセラーでも、年収の目安は300万円~400万円程度です。もちろん勤務先によって大きく変動するので、一概には言えませんが、正社員ではなく非常勤として病院に勤務する場合の報酬の目安は1日8000円前後です。

臨床心理士などの資格を取得し、心理カウンセラーになるためには、大学院を卒業する必要があります。弁護士や会計士のような高い専門性が求められる職種にもかかわらず、経済的待遇は比較的厳しいわけです。

こうした環境にもかかわらず、日々勉強し、忍耐力と謙虚さをもって、クライエントに向き合い続けるには、人の役に立ちたいという想いがないとなかなか務まりません。

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