超わかりやすい!起業の方法徹底解説マニュアル!

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起業を考える前に・・・

「起業の方法」を解説しているこの記事をご覧の方は当然『独立起業』を検討されている方だと思います。しかしちょっとまって下さい。起業を志した人の約60%は3年後に廃業しています。もちろん会社をつくること自体は簡単ですが、存続させることの難しさは半端ではありません。ちなみに起業の10年以内生存率は5%~8%程度と言われています。つまり起業するとは10年後に少なく見積もっても92%の人が失敗する中、「生き残る」ということなのです。

『マネーの虎』という番組をご存じでしょうか。「虎」と呼ばれる起業家が志願者に出資する番組です。当時、成功者と言われていた虎達ですらその半数以上は2017年現在には倒産廃業しています。そうなんです。いったん大成功をおさめてお金持ちになってテレビに出れるようになってもそこから半数以上の人が倒産するんです。数億円の借金を抱えて…。

戦略論の基本は何でしょうか。それは「負ける戦はしない」の一点につきます。10年後に5%~8%のサバイバーに入る各個たる自信がない限り起業などしないべきなのです。筆者の周囲でも何人かの方が起業していますが、本当にうまくいっているのは1社しか知りません。

「論理的に考えて起業はしない方が幸せに生きれる可能性は遥かに高い」

この事実を知って、それでもどうしても起業したい方は是非、この続きを読み進めていただければと思います。

起業家としての適性はあるか?

起業家としてある事業にチャレンジする際、「私は●●の専門家だから、●●の事業ならばうまくいくだろう」という考えは間違っています。専門家としての側面があるのはもちろん有利に働きますが、それだけではなくマネジメント適性も必要です。さらに「お金の適性」は超重要です。貯金が苦手だったり浪費傾向が強い方は絶対に起業の道を選ばない方がいいです。短期的に儲けても、必ずお金の使い方が下手なことが影響して致命傷を負います。

どの分野で起業すべきか?ビジネスのアイデアは?

起業においてはビジネスのアイデアはあまり重要ではありません。もちろんアイデアで大当たりするケースもあるのでアイデアが全く意味を持たないわけではありません。しかし、多くの企業の歴史を眺めてみると、特に私の実体験では最初に選んだ事業を3年後も継続しているケースの方が少ないです。SNSの会社をはじめたけれども、ゲーム会社になっていたり、広告の会社をはじめたけれどもネットショップになっていたり…。事業を運営していく中で事業内容が変化していくケースは非常に多いです。

では最初にどんな事業を選択すべきかといえば、これは「儲かりそうなことより、好きなこと」と考えると良いでしょう。儲かりそうなことは困難にぶちあたると本当に嫌になりますが、ご自身が大好きなことなら困難に直面してもがんばれますよね。情熱を発揮できます。なので好きを大切にすることが第一歩です。

ちなみにネットショップの開業をご検討の方は『ネットショップの開業方法を仕入れから出店先、運営・集客ノウハウまで初心者にも超わかりやすく解説!』を参考にしてみて下さい。

また「事業はメッセージである」という名言があります。結局、エンドユーザーにどんなメッセージを提案したいのかと考えることは事業創造の良いヒントになります。また別の言い方をすれば「事業は問題解決である」とも言えます。「どんな人が抱えているどんな問題をどうやって解決し、その過程でどうやってマネタイズするのか?」という視点でビジネスモデルを考えることも有効です。

「何も思い浮かばないなあ」という方はどんなにくだらない事業アイデアでも構わないので1日3個~5個ビジネスアイデアを紙に書きだすようにしてはいかがでしょう。そうすれば3カ月後には少なくとも270個の事業案が出ますよね???

またビジネスモデルを考えるときは絶対に本質に着目し続けましょう。本質とは「いかにして利益が出る仕組みを作るか?」ではなく「いかにしてエンドユーザーを満足させるか?」です。

「このプランで本当にエンドユーザーはおおいに満足し、良い買い物をしたと心底思うか?」と自問自答することが大切です。

尚、フランチャイズは基本的にやめておきましょう。特にコンビニはおすすめできません。

アイデアにこだわる場合のアイデアの出し方

アイデアを出すのに必要な条件は肩の力を抜いてリラックスすることです。そのためブレストをする際は①お菓子とお茶を準備する。②できればアロマをたいてリラックスする。③必ず手書きでアイデア出ししパソコンには向かわない(無駄に仕事モードになってしまうので)。の3か条を実践するといいでしょう。

またトイレと風呂場は最強にアイデアが生まれやすいところなのでこの2箇所には必ずメモ道具を置いておきます。

またアイデアの数を数えることは心理的に死ぬほど重要なアイデア出しの秘訣です。素晴らしいアイデアはアイデアの数に比例して発生します。1000個の案を考えた人よりも5000個の案を考えた人の方がお宝アイデアをゲットできる可能性は高くなります。

[start_point]アイデアはリラックスして数えながら出す。風呂・トイレのメモ帳は忘れずに![end_point]

ヴィジョンは必要?

夢やヴィジョンのある企業が、本人のモチベーションを高める場合があります。例えば学習塾を開くのであれば「日本の教育を本気で変えてやる」と意気込むことでモチベーションにつながります。

しかし逆に、ヴィジョン無き経営の方が機動性があり、新規事業の幅も広く、撤退も容易なのも事実です。

夢で燃えるタイプの方は是非、ヴィジョンを持って下さい。しかし、そうでない場合はヴィジョン無き経営の方がお得です。

未経験業種にチャレンジすべきか?

単純に確率論から言えば未経験業種ほど失敗率は高いです。しかし筆者が今まで見てきた例から言うと未経験業種でも成功している友人もたくさんいます。なので未経験では絶対にダメということはけっしてありません。但し、未経験業種ほどハードルが上がるのは事実です。また創業融資でも未経験業種は不利になります。

また経験業種かどうか関わらず「ニッチ」を狙うことはとても大切です。起業仕立てというのは太平洋を1人乗りの手漕ぎボートで進むくらい零細な存在なわけですから、ニッチ市場以外をターゲットにするのはある意味で自殺行為です。

法人にするか個人事業主にするか?

「小さくはじめて大きく育てる」が新規事業開発の基本なのでまずは個人事業主として開業し、売上規模が大きくなってから法人化するのが王道ではないでしょうか。しかし、個人事業主の最大の欠点は社会的信用が少ない点です。融資を受けにくかったり、法人でないと取引に応じてもらえない場合があります。なので、個人向けのビジネスなら個人事業主でもOKな場合が多いですが、顧客が法人の場合は最初から株式会社化した方がいいでしょう。

ちなみに株式会社の設立費用は約20万円~25万円くらいが相場です。個人事業主であれば税務署に開業届を出すだけでOKなので非常に簡単で費用もほとんどかかりません。また個人事業主は社会保険に加入できない点に注意しましょう。

起業に必要な準備

起業の準備期間は長いほど良いです。1年と言わずに2年~3年は企業の準備期間に充てた方が成功確率は高まります。会社は走り出したら止まれません。小舟で太平洋を横断するようなものです。準備が生死を分けるのは言うまでもありません。

1、事業計画書

事業計画書は超精密に練り上げる仮説です。120%の完成度でも実際には50%くらいしか機能しないと思っておくといいでしょう。数値のシュミレーションは特に大切です。ターゲット像の調査分析、商材についての知識、仕入ルートの開拓、競合分析などなど調査分析をすべきことは山のようにあります。論理的に仮説検証を実施しましょう。ネットや本ばかりではなく、足で情報を稼ぐことも重要です。刑事や探偵になったつもりで情報をかき集めて分析に分析を重ねましょう。

2、人脈・資金・スキル

人脈作りのおすすめは異業種交流会です。とにかく大量の異業種交流会に参加していろいろな友人を作りましょう。もちろん現在働いている会社の同僚や上司、取引先の方との人間関係も大切にしたいところです。

資金は開業1,2年は収入0円と思って必要な分を多めに見積もって準備します。スキルとして簿記は必須です。日商簿記3級は必ず取得しておきましょう。あと以外にあると役立つのが極簡単なWEBデザインやWEBマーケティングのテクニックです。下記のような書籍で勉強するといいでしょう。どんな業種にするにせよWEBプロモーションは必須ですからね。

またスキルについては「自分に足りないモノをリスト化し、それを起業前に補っておく」という発想も重要です。できれば自分に足りない能力についてレクチャーしてくれる師匠を見つけられるといいですね。

3、資産としてのコンテンツ

自身が扱う商材が決定した時点でブログをはじめます。その商材の見込み客が集まるようなお役立ち記事を300本は書くようにしましょう。集客は起業後ではなく起業前に行うものなのです。

例えば紅茶を扱う会社を立ち上げるのであれば、「紅茶のおいしい入れ方」・「リラックスに効く紅茶厳選5種類を紹介!」といった記事を書きます。転職エージェントの会社を作るのであれば「人材派遣から正社員になる2つの方法」・「最強の自己PRテクニック11選」といった記事を書きます。

このように売り込みではなく「お役立ち記事」を書いて、個人や法人担当者を集客する手法をコンテンツマーケティングと呼びます。こうしたコンテンツをのっけたブログのことをオウンドメディアと呼ぶこともあります。

いまやコンテンツマーケティングはBtoBでもBtoCでも常識的な集客手段です。しかしコンテンツマーケティングは一朝一夕に効果を出せるものではないので起業前1年くらいからはじめるといいでしょう。オウンドメディアを予め育てておくのも重要な起業方法の1つです。

創業資金について

先ほど起業後1~2年は収入ゼロ円と考えて創業資金はなるべく潤沢に準備する必要があると申し上げました。そこで創業融資や助成金が気になる方もいらっしゃると思います。まず言えることはクレジットカードのネガティブ情報などがある場合、創業融資は望めないという点です。その場合はご自身の貯金や親族からの借入金が主な資金源になるでしょう。

また、自己資金がほぼなく助成金をあてにすることはできません。そもそも助成金というのは、「起業したいのでお金を融資して下さい」という性格のものではなく、起業に使ったお金の何割かを起業の半年とか1年後にキャッシュバックしてくれるという制度です。などで自己資金がほとんどないので助成金に頼るという戦略は使えません。また自己資金が非常に乏しい場合、創業融資を受けることも困難です。なのでまずはご自身で起業前に500万円なり1,000万円なりの自己資金を準備する必要があります。

また借入金は自己資金に含まれない点。創業融資においては自己資金の多さが非常に重要な審査基準である点に注意しましょう。創業資金のうち自力で用意した貯蓄などのお金が50%以上あることが創業融資の審査上理想的です。もちろん50%以下でも審査に通るケースはあります。10%を切ると創業融資の審査を通ることは困難だと一般には言われています。

また融資審査では代表者個人の通帳の提出を求められ、過去にどのように貯蓄したかが厳密にチェックされるのでごまかすのは難しいでしょう。地道に貯金ができるお金のリテラシーがあるかどうかがチェックされるというわけです。まあそもそもお金にだらしない性格だという自覚がある段階で起業は諦めた方が無難です。「貯金が趣味!」くらいでないと経営者適性があるとは言えませんからね。