超わかる!初心者のためのネットショップ開業方法と基礎知識【完全マニュアル】

Pocket

Contents

はじめに

この記事はこれからネットショップを開業しようとしている初心者の方を対象に開業方法の基礎知識を解説しています。各種ネットショップ出店支援サービスの比較も充実しています。

さらにネットショップをはじめるにあたって必須の集客方法や運営ノウハウの基礎知識も解説しています。

個人の方、自営業の方、法人の方にも役立つ知識をご紹介します。ネットショップ開業に必要な基礎知識を丁寧にわかりやすく解説して参ります。

これからネットショップを始める初心者の方のための優れた開業マニュアルです!開店に必要な知識や方法論はほとんど網羅していると思います!

【関連記事】

まずはネットショップ運営のデメリットとその対策を知ろう

ネットショップと実店舗を比較し、ネットショップ運営のデメリットを知ることは重要です。ネットショップならではの欠点を知ることが、そうした欠点に対する対策を立案する第一歩だからです!

ネット店舗のデメリット1「お客様とフェイスtoフェイスで笑顔の接客ができない!」

このデメリットへの対策としては「笑顔で感じの良い実対応」に替わる「信頼感」をお客様に感じてもらえるようにします。例えば店長の顔写真を掲載したり、店舗運営ブログを利用したりするというのも一手ですね。

ネット店舗のデメリット2「実際に商品をさわったり、試したり、商品についての質問をすることが難しい!」

このようなデメリットがあるため「写真・画像」は極めて重要です!!この大切さはいくら強調してもしすぎることはありません!!また商品説明文をわかりやすく書くのはもちろんこと、可能であれば動画を商品ページに埋め込んでよりイメージしやすくします。さらにFAQ(よくある質問)コンテンツを準備して、予めお客様から質問がきそうな内容をカバーしておくのも一手です。

ネット店舗のデメリット3「価格競争に陥りやすいAmazon等とすぐ比較されてしまう!」

「価格の安さ」はその店舗で購入するお客様メリットの1つでしかありません。例えば、おすすめ商品のみんなが意外に知らない便利な活用法を紹介するなどして、「このお店から買いたい!」というお客様の気持ちを高めるといった対策が考えられますね!

ネット店舗のデメリット4「ただネットショップを開業しただけでは集客はゼロ同然!」

有料広告、モール参加、ブログを利用したコンテンツによる集客導線の確保の3大集客施策を店舗の成長ステージに応じて展開していくことでお客様が多く訪れる活気のあるネットショップを開業できます。

まずはお店のコンセプトを決めよう

ネットショップを開業するには「どんな商品」を「どんなお客さん」に売るのかを決めなくては始まりません。例えば、「米軍の払い下げ品をミリタリーマニアに販売する」とか、「自宅で作れるラーメンセットをファミリー向けに販売する」といった具合に、ご自身のショップのコンセプトを決めることが新規開店の第一歩です。

但しお店のコンセプト(要は売るもの)を決める際、必ず考慮しなければならないのが「仕入」の問題です。仕入は物販にとっての最重要課題です。それに、例えば「かわいい雑貨のネットショップ」を開こうと意気込んでみても安く良質な雑貨の仕入ルートが無ければそもそもお店をはじめることができません。

筆者の知っている例では、蟻(アリ)を売るネットショップを運営されている方は自ら国内外の山中に行き蟻をつかまえてくるそうです。

仕入方法の詳細は後述しますが、「何を売るか」は「その商材を安価に仕入れられるか」にかかっています。

また店舗コンセプトを決める際は、とにかくたくさんのネットショップを巡回して「観察しまくること」がとても役立ちます。他店の観察は売れるネットショップを構築する上でも非常に勉強になります

またお店のコンセプトとは「どんな人に何を売るか?」を決めるだけではありません。あなたのお店独自の「このECサイトで商品を購入するメリット」を強みとして定義しなければいけません。例えば、「購入後のサポートはどこにも負けない」といったメリットを打ち出してもいいでしょう。あるいは「ビレッジバンガードのように見ているだけで物凄くワクワクするネットショップにする」でも構いません。

星の数ほどあるネットショップの中で、あなたのお店が選ばれる理由を「自店独自の強み」として50文字~100文字くらいで文章化し、その強みを実現できるようなお店作りをするようにすることが大切です。

補足&ポイント

自分が興味を持てるものを売ろう!仕入ルートとの兼ね合いも大切だ!他のECサイトをじっくり観察しよう!

仕入ルートを確保せよ!

既に実店舗をお持ちの方で、販路を広げるためにネット販売をはじめるという場合はこの項目は読み飛ばしていただければと思います。

しかし、逆にまだ仕入をしたことがなく、これからショップで扱う商材を決め、ネットショップを開業し、仕入ルートを開拓する方にとっては、この項目こそネットショップ開業の命運を占う超重要事項です!

なのでネットショップの生命線たる仕入ノウハウについては、がっつり長文でご説明させていただきます!ネットショップの新規開業方法において一番大切なのが仕入先の確保です。

ネットショップの仕入ルートの分類

ネットショップの仕入ルートは以下の4種類に大別できます。それぞれ詳細に説明していきます。

一番手軽なのはネット問屋!?

ネット問屋は一番手軽な仕入先ですが、手軽だけに競争に弱く、仕入れ値もけっして安くありません。しかし、販売実績が乏しい内はとても重宝する仕入先です!

例えば某有名ネット卸サイトでとある入浴用品の「●●ソープ」を仕入れた場合、72個の仕入での卸価格は送料も加味すると1個あたり386円です。一方、同一商品のAmazonでの販売価格は460円ですから、1個あたりの粗利は74円です(楽天での最安値は459円です!)。もし仮にこの商品をAmazonに出品して販売する場合、販売手数料などが差し引かれるので、売れば売るほど赤字になってしまいます。

もちろん独自ショップ等で売ればまた違うのかもしれませんが、その場合、広告宣伝費をかけて集客しないと売れないので、10円、20円の利益をあげることすら困難だと思われます。

さんざんネット問屋をけなしてきましたが、ネット問屋がダメというわけではけっしてありません!

特に個人でネットショップを開業する上ではネット問屋は強い味方です!ゲリラセールを狙って仕入れたり、販売方法を工夫することで利益をあげることはできます。また広告費を一切かけずに集客するマーケティング手法もあります。

また下記にて代表的なネット仕入サイトとその特色をご紹介いたします。

【国内系3大有名仕入サイト】

●NETSEA(ネッシー) http://www.netsea.jp/

http://www.netsea.jp/

家具、玩具、雑貨、食品etc…なんでも揃う総合系のネット卸問屋です。12満点を超える商品数を有します。個人でも気軽に利用できます。恐らくネット仕入サイトの中ではネッシーが一番有名だと思われます。

●楽天B2B https://b2b.rakuten.co.jp/

https://b2b.rakuten.co.jp/

楽天が運営する総合系ネット問屋。あらゆる種類の商材を仕入れることができる。但し登録にはJCB企業間決済サービスの審査に通らなければならない。一応、個人事業主でも登録は可能。

●スーパーデリバリー https://www.superdelivery.com/

https://www.superdelivery.com/

1000以上の企業が出展し、65万点以上の商品掲載がある。雑貨からアパレルまでなんでも扱う総合系の卸問屋サイト。「入会審査あり」だが個人利用も可能。仕入会員が月額2,000円の費用がかかる。入会審査や月額がかかる分、簡単に登録できてしまうネッシー等よりも内容は優れている印象。

【その他の仕入サイト一覧】

WEB現金問屋 ICHIOKU.NET・・・[個人OK]アパレル系最強の仕入サイト。
Rダイレクト・・・[個人OK]キッチン用品、日用品、雑貨などを扱う仕入サイト。ネットショップを開業していないと登録できない点に注意!
STARS・・・中国系の仕入サイト。個人利用可否不明。
キレイコスメ・・・[個人OK]その名の通りコスメ系の仕入サイト。登録には審査が必要。
ルーノルーモBtoB・・・[個人OK]アクセサリー専門の仕入サイト。
BEAUTY GARAGE・・・[個人不可]美容業界最大の仕入サイト。
Purestone.jp・・・[個人OK]天然石専門の仕入サイト。
健康美容EXPO・・・[個人OK]健康食品・ハーブ・アロマ等の仕入サイト。

【番外編】

●ヤフオク
●メルカリ

ヤフオクやメルカリには思わぬ掘り出し物があったりします。特に個人で出品していて写真撮影が下手なものなどは意外に安値で購入できたりします。

【海外系】

★eBay(イーベイ)(英語圏) https://www.ebay.com/

世界最大のオークションサイト。アメリカだけではなくカナダ・イギリス・フランス・ドイツ・韓国etc…等30ヶ国以上の国から出品があり、商品点数は数億点を数える。決済サービスであるPaypal(ペイパル)を利用して個人輸入をすることができる。但し、日本国内への輸入禁止商品もあるので注意が必要だ。また「Ships to:Worldwide」という表記のある出品物ならば日本への発送に対応している。Google翻訳を駆使すれば中学レベルの英語力でもなんとかなるだろう。

<参考:主な輸入禁止品>
液体、医薬品、銃器、ベビーグッズ、食料品(飲料含む)、コンセントのある商品、ラジコンなど無線を有する機械、バイクなど乗用車ヘルメット、コピー品の疑いがある商品、等。

★タオパオ(中国圏)  https://world.taobao.com/

https://world.taobao.com/

タオパオはBtoCの巨大ECサイト。タオパオから輸入する場合には「輸入代行業者」に依頼します(自力でも不可能ではないが…)。輸入代行業者としては「ファーストトレード」や「たおばお☆ナビ」がおすすめ。タオパオにアカウントを作るのではなく、買って欲しい商品のURLを輸入代行業者に教えて代わりに買ってもらう仕組みです。海外からのネット仕入なので輸入禁止品や偽ブランドには注意が必要。中国系サイトのブランド品の9割以上は偽物だと言われています。仕入れるならばノーブランド品にしましょう。

海外から輸入する

直接海外に出向いて買い付けを行ったり、海外の見本市でメーカーと交渉します。語学力や旅費などが必要になるので難易度は高めかもしれません。

見本市・展示会で仕入れる

見本市・展示会とはメーカーや問屋が一堂に会し、取引先を見つけるイベントのようなものです。実際にサンプル商品を手に取って仕入ができる点が魅力です。但し、法人や実績の豊富なショップでないと交渉自体が難しいケースもあります。しかし、近年では小規模なネットショップでも取引してもらえる場合も増えています。

見本市・展示会としては株式会社ビジネスガイド社が運営する「ギフト・ショー」が有名です。東京・大阪・福岡などで開催されているので足を運んでみるのも一手です。参加費は無料です。あくまでビジネス交渉の場なので、名刺と運営中のショップに関する資料は必ず持参する必要があります

あるいは日本貿易振興機構JETRO(ジェトロ)運営の「見本市・展示会情報総合検索サイトJ-messe」を使えば、日本中の見本市・展示会を探すことができて便利です。さらにこのサイトでは海外の見本市・展示会を探すこともできます。

メーカーや普通の卸問屋から仕入れる

ネットショップをはじめたばかりの状態では普通の問屋さんやメーカーから仕入れるのは難しいケースもありますが、仕入れたい商品の目星がついているなら、その商品の製造元のWEBサイトを見て、実際に交渉してみましょう。まだネットショップを開業していない段階では商談に応じてもらうのは難しいかもしれませんが、開店後であれば取引できるチャンスはあります。但し小ロットの仕入は難しいかもしれません。

またいわゆる問屋街に出向くのも一手です。こちらもショップを既に運営中でなければ、商品を卸してもらうのは難しいですが、開業後であれば交渉の余地はおおいにあります。問屋街としては日本橋横山町(東京)、馬喰町(東京)、船場(大阪)が有名ですね。

補足&ポイント

実績のないうちはまずはネット問屋から商品を買い付けて販売実績を作ろう!実績が積み重ねってきたら展示会に足を運んでリアルの問屋さんと交渉しよう!メーカーと交渉して卸してもらうことに成功すれば仕入れ値も安くて済む!

ネットショップの新規開業にはいくら資金を用意すべき?

ネットショップの開業方法を考える上で資金の問題はとても重要ですね。

ネットショップの開店、運営資金だけを考えると初年度で200万円くらいは用意しておきたいところです。また会社をやめて個人事業主や株式会社として開業する場合はそれに加えて、会社の登記費用20万円、1年分の生活費200万円~300万円は用意した方がいいでしょう。その場合ですと400万円~は必要になると考えましょう!

初年度は利益ゼロを見込んでおくことも大切です

ではここでネットショップ開業費用の内訳例をご紹介します。

【ショップ出店費用】:初期費用:約1万円、月額費用×12カ月:約11万5,000円

【独自ドメイン年間使用量】:約2,000円

【カメラ、予備PC、プリンター、梱包資材など機材、Excel、会計ソフト】:約20万円

【仕入資金】:100万円売り上げると考えて約70万円

【広告資金】:月5万円~10万円×12カ月で約100万円


合計資金:約202万7,000円

補足&ポイント

開業資金は多ければ多いほど良い!300万円以上用意できればベターだ!また初年度は利益ゼロ&赤字になる前提で資金計画を立てよう!

機材を揃えよう

なるべく高級なカメラ、レーザープリンター、梱包資材、予備のPC、専用電話機、Excel、会計ソフトは是非揃えておきたいところです。会計ソフトは無料のものもあるのでそれを利用してもいいかもしれません。

特にカメラは重要です。実際、ご自身でネットで買い物をしていて、画像が小さかったり、不鮮明なために「興味はあるんだけど、どんなものかよくわからなくて買う勇気がでないなあ」と思ったことはありませんか?

当然のことながらネットで買い物をするときは触ったりすることができないので画像と商品説明が唯一の顧客とのコミュニケーション手段です。特に画像の重要性はいくら強調してもしすぎることはありません。「いいカメラ」に加えて撮影法の基礎も勉強しておきましょう。

またPCが一台しかない場合は万が一そのパソコンがクラッシュしたときのために予備機を準備しておきましょう。

補足&ポイント

カメラにはお金をかけよう。入門者向けの一眼レフカメラでだいたい5万円~だ!ぢ安いデジカメやスマホは避けるようにしよう!

<参考>

【初心者にもオススメの一眼レフカメラ】Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X7 ダブルズームキット EF-S18-55mm/EF-S55-250mm付属 KISSX7-WKIT

<参考>

【初心者のための商品撮影テクニック本】

『ネットショップフォト講座 ー自然光を使った撮影テクニックー 単行本 –』

独自ドメインを取得しよう

例えば、http://myshop.jpのように独自ドメインの取得はほとんどの場合必須です。独自ドメインの年間使用料は1,000円~3,000円くらいなのでケチらずに取得しましょう。ショップの信頼度にも影響しますし、サーバーの引っ越しをしても検索エンジンから同一サイトとして認識されるので便利です。「お名前.com」などのサイトで15分くらいあれば独自ドメインの取得ができます。

https://www.onamae.com/

補足&ポイント

独自ドメインは絶対に必須だ!「.com」、「.jp」、「.shop」などがおすすめだ!

ネットショップ開業前に知っておきたい基礎用語

ショッピングカート

普段、楽天やAmazonで買い物をしていると「カートに入れる」とか「レジに進む」というボタンがありますよね。あの部分がショッピングカートです。ショッピングカートは当然、普通のホームページにあはついていないシステムで、ネットショップ版のレジのようなものです。

受注管理システム

お客様からの発注を管理するシステムです。入金状態の確認機能や商品が発送されたことを自動で購入客にメール送信する機能など受注~発送までの業務をサポートしてくれるシステムです。

ネットショップどこで開業する?

ネットショップ開業サービスは4つに分類できる!

  • レンタルショピングカート・・・オンラインで提供されるネットショップ開業サービス。最低限の機能型と高機能型に分類できます。モールに参加するのではなく独自にショップを開業する際に利用します。モールをマンションに例えるならば、レンタルショッピングカートは一軒家に例えることができます。高機能なレンタルショッピングカートの利用は初心者の方には特におすすめです。
  • パッケージソフト・・・レンタルサーバーを借りてそこにネットショップ作成ソフトをインストールします。レンタルサーバーとはオンラインでアクセスできる外部のコンピューターのことです。レンタルサーバー代金に加え、パッケージソフトの購入費用がかかります。
  • モール出店・・・モールとは商店街のようなものです。楽天やAmazonが最も代表的です。毎月テナント料金を支払って”商店街”に店舗を借り、そこで商売をするイメージです。商店街なのでレンタルショッピングカートやパッケージソフトで個店を作るよりも集客力があるのが特徴です。その反面、価格競争に陥りやすかったり、リピーターの確保が難しいというデメリットがあります。なのでモール出店は初心者にはあまりおすすめできません。
  • 専用システム・・・ECキューブやzen cartといったソフトを使って独自システムを構築します。上級者向けです。

<参考>ネットショップの開業方法とレンタルサーバー

ネットショップの開業方法によってはレンタルサーバーを借りる必要があります。主に、ホームページビルダーなどのネットショップ作成用のパッケージソフトだけを用いてショップを作る場合は、パッケージソフトを「設置するところ」としてレンタルサーバーが必要です。レンタルサーバーとはネットショップを建築するめの土地のようなものだと思っていただければ分かりやすいかと思います。

ネットショップ初心者にオススメなレンタルショッピングカートとその比較

ショッピング
カート名
ショップサーブ Make Shop カラミーショップ BASE
初期費用 10,800円 10,800円 3,240円 無料
月額費用  8,900円~  2,100円~  900円~ 無料
販売手数料 34円 無料 無料  無料
クレジット
決済手数料
3.675%~4.725%  3.5~3.6%  4.0%~  3.6%+40円
 デザインテンプレート
 集客機能 ×
 独自ドメイン利用可否
商品登録
点数
1,000 1,0000 無制限  無制限
容量  1GB 22GB 5GB  不明

 

無料で開業するならBASE一択でしょう。BASEなら会員登録からショップ構築まで本当に30分で終わります。45分後にはもう実際の売買ができる状態になっています。ホームページ作成の知識すら不要です。決済手段も豊富(銀行、カード、コンビニ)で本当に便利です。但し、BASE自体には一切、集客能力がないのでYahoo、Google、Facebook等への広告出稿は必須です。

次に考えられるのが、初心者の場合、集客支援やサポートの手厚いEストア社の「ショップサーブ(初期費用:10,000円~14,500円、月額費用8,900円~)」が圧倒的に優れています。Eストアは業界では非常に有名な老舗企業ですので信頼度も高いですね。次点で「MakeShop(初期費用1万円、月額費用3,000円~1万円)」も独自ネットショップ構築のための優れたサービスです。

最後に有料モールへの出店です。初心者には有料モールへの出店はあまりおすすめできませんが、もしどうしてもモールを選ぶ場合は楽天市場(月額19,500円~)、Amazon(月額4,900円)、Wowma!(ワウマ)等の有名モールの場合、出店料金はけっして安くありませんが、モール自体に集客力があります。但しAmazonは集客力には優れていますが、Amazon本体が直接扱っている商材と競合してしまう場合、売上は大幅に落ちてしまいます。またAmazonはリピート率が悪いと言われています。

逆に、無料モールとしてYahooショッピングも魅力的です。但し無料だけあってYahooショッピング内で目立つためのモール内広告を出す必要があります。

補足&ポイント

無料系ならBASEかYahooショッピング、初心者で有料系ならショップサーブが一押しだ!

自動商品ページ生成機能のないサービスを使う場合はどうする?

自動商品ページ生成機能やネットショップのテンプレートが無い場合、WEB制作(ホームページ作り)の部分は自力で行う必要があります。ホームページはHTML/CSS(エイチティーエムエル/シーエスエス)と呼ばれる言語を使って記述します。こうした言語の知識がない場合でも安心して下さい。その場合はホームページビルダーというソフトを利用すればいいのです。ワープロ感覚で各種商品ページを作成することができます。

ホームページビルダーのビジネスパックは楽天やYahooにも公式に対応している点もありがたいですね。もちろん他のショップ作成サービスでも利用することができます。

ネットショップ開業前に準備しておきたい集客ブログ

要は開業前から集客用のブログを用意しておくことの大切さをお伝えしたいのですが、その前に、まずはネットショップの集客方法について知っておきましょう。ネットショップの集客方法は2つに大別できます。

  1. 検索エンジン経由(Google、Yahoo)あるいはモール内検索エンジン経由
  2. 広告経由(Googleアドワーズ、Yahoo!プロモーション広告、Facebook広告、nend等々)

この2つのうち検索エンジン経由(Google、Yahoo)からの流入は他の広告経由などよりも購買意欲の高い良質なアクセスです。検索エンジン経由の流入を増やすマーケティング手法をSEO(検索エンジン最適化)と呼びます。ではどういうサイトがSEOに強いのかというと良質なコンテンツが充実しているサイトです。

例えばプラモデルを販売しているのであれば、「プラモデルの組み立て方」についてのコンテンツを充実させます。すると検索エンジン経由でプラモデルに興味のあるお客さんが流入するので、集客に役立ちます。このようにコンテンツを利用して見込み客をサイトに集める手法をコンテンツマーケティングと呼びます。

コンテンツマーケティングは無料で集客できる仕組みですが、手間と時間がかかるものなのでできる限り開業前からそれなりにアクセスが集まるブログを準備しておくことで、コンテンツマーケティングに取り組むことが大切です。

これは物販の例ではありませんが、転職サイトなどでは転職に興味のある見込み客を集客するために「上手な自己PRの書き方」・「面接対策」などのコンテンツを充実させることはもはや常識になっています。物販ECもこれとまったく同じでブログを使って自社で販売している商品の賢い活用方法などを紹介することで、コンテンツマーケティングを推進することは極めて有用な集客戦略です。例えば紅茶を販売しているのであれば「リラックスしたいときの茶葉の選び方」・「意外と知られていない超お手軽な美味しい紅茶のいれかた」といったコンテンツをブログに掲載することで集客につなげていきます。

2017年~2018年時点ではまだまだEC業界はコンテンツマーケティングへの取り組みが甘い業界です。それだけ有用な商品活用法や商品選びのノウハウをブログで紹介することは手間はかかれど、無料で集客できる強力な仕組みになります。

ショップのコンセプトを決めた時点で早速ブログを開設し、コンテンツマーケティングに取り組みましょう!必ず投資した労力は報われるはずです!

補足&ポイント

いわゆるアフィリエイターの中には商品に関する有益な情報をブログで紹介するコンテンツマーケティングだけで、一切有料広告を使わずに月商100万円以上稼いでいる人も少なくない!手間はかかるが無料で集客できるコンテンツマーケティングをあなどるなかれ!

ネットショップ開業時のサイト制作について

ネットショップを開業する際、当然ながらサイト制作をする必要があります。このとき一番考えなければならないのが導線設計です。導線設計の目的は2つあります。

1つ目は、見込み客のサイト流入~購入までの流れが無理なくスムーズになるようにすることです。

2つ目はサイトに訪問したお客さんがすぐにサイトを去らずに、なるべく長く、いろいろなページを閲覧しながら滞在するようにすることです。

導線設計をする際に参考になるのは他社サイトです。様々な他社サイトを巡回し、どういう導線設計の工夫をしているのかを研究し、良い点をマネしましょう。当然、「このリンクの貼り方は微妙だな」と感じる部分は反面教師として活用します。

限られたアクセスを最大限活用する導線設計を作れば、少ない予算で多くの収益を得ることができます。なので導線設計についてはネットショップを開業する前に徹底的に考え抜いて下さいね。

ネットショップ開業時にしっておきたい店舗運営ノウハウ

ネットショップ運営における施策は集客・接客・追客の3つに分類できます。

「集客」は大別してコンテンツマーケティングを中心としたSEO施策(無料)と有料広告に大別できます。

「接客」は購入検討⇒購入⇒商品到着(発送関連)⇒クレーム対応等の問い合わせ対応といった顧客の一連の導線をうまく設計することを意味します。

「追客」はメルマガなどによるリピーター確保の施策です。

これら3つの施策についてさらに詳しく解説していきます。

集客は短期的には採算が合わなくて当たり前!

コンテンツマーケティング等のSEO施策は無料な反面、労力と時間がかかります。しかし、採算性は非常に高いです。ですが、コンテンツマーケティングだけで集客するには無理があるのでYahoo!プロモーション広告などの有料広告を出稿する必要があります。

こうした有料広告を打つときに勘違いされがちなのが「採算が合わない」という認識です。例えば3万円分広告をだして750件のアクセスがあり、11件商品が売れたとします(アクセスに対して実際の購買が発生することを≪コンバージョン(転換)≫と呼びます)。11件のコンバージョンで平均商品単価が1,980円ならば売上は21,780円です。利益率10%とすると粗利は2,178円ですね。明らかに採算があっていません。

しかし、有料広告で採算が合うことは稀です。有料広告は短期的な採算を合わせるために出すのではなく、リピーター顧客の確保や商品レビューの獲得など、まずは赤字でもいいから商品を販売するために出稿するのです。筆者が広告屋だった頃、何件ものネットショップのプロモーションをお手伝いしてきましたが、売れていない店舗ほど「短期的な採算」を気にされます。逆に売れている店舗は「商品が売れることの2次効果、3次効果まで見据えて、短期的には赤字でも構わない」という考えで広告予算を組まれていました。

商品が売れれば、その店舗をブックマークしてくれるかもしれません。リピート購入してくれるかもしれません。メルマガ用のメールリストも溜まります。商品にレビューを書いてもらえるかもしれません。そのために重要になるのが次に解説する「接客」なのです。

集客は誰でもできる接客こそネットショップ運営の最重要課題!

接客は3つに分けて考えることができます。

  1. アクセスに対する購入率(コンバージョン率)を高める導線設計。
  2. クイックレスポンス。
  3. 問い合わせ対応、クレーム対応の親切さ。迅速さ。

【接客その1】アクセスしてきたお客さんを満足させよう

せっかくアクセスしてくれたお客さんには買う買わないは別にしても満足して欲しいものです。例えば、商品を探しにくいページ設計を改善したり、買うか買わないかの判断基準になる客観的な商品情報を充実させることが大切です。もちろん売り込みも必要ではありますが、それ以上に、商品の検索のしやすさや、充実した商品画像、商品スペック(大きさや機能など)の正確でわかりやすい表記を徹底することが大切です。

この点については、どんなジャンルのネットショップでも構わないので、とにかくたくさんのネットショップを観察し、「こういうページ設計が良かった」・「こういう点がストレスに感じた」・「こういう商品画像が嬉しかった」等といった情報を徹底的に収集するといいでしょう。

観察するだけではなく身銭を切って購入することではじめて実感できることも多いです。確かに観察するだけではなく、たくさん購入するのはお金がかかって大変ではありますが、普段、ネットではなく実店舗で購入している食料品や衣類、日用品なども全てネットで買うようにすれば、大きな無駄遣いは避けられますし、ネットショップのヘビーユーザーに自らなることで見込み客の心理を理解することにもつながりますよね。そうすれば自然と良い接客ができるようになります。

【接客その2】クイックレスポンスは商売の命

できるビジネスマンはクイックレスポンスです。メールの返信も早い。電話の折り返しも早い。納品も早い。速さは驚くほど顧客満足に直結します。天下のAmazonが流行ったのも配送スピードの速さ故ですよね。筆者が営業マンをしていたころ、ただ返答が早いというそれだけの理由で契約を受注できたことが何度もありました。

ネットショップ開業前の段階で、受注が入ってから、梱包・発送するまでの流れを確認しておき、1秒でも早く発送できる仕組み作りを徹底しましょう。クイックレスポンスができるか否かで、1度購入してくれたお客さんがリピーターになる確率を大きく左右することは言うまでもありません。もちろん問い合わせへのメール返信もクイックレスポンス命です!すぐに返答できない内容であれば「今確認しているので少々お待ち下さいメール」を送ることも重要です!!

【接客その3】問い合わせ対応!

ザッポスという靴専門のECサイトは「問い合わせ対応の神クオリティー」でAmazonをも脅かす存在へと成長しました。2009年にはAmazon傘下に入りました。神がかった超親切な問い合わせ対応だけでAmazonをして脅威に感じさせるようなネットショップを作ることすらできるのです。

特にクレームは本当に、本当にありがたいものです。ほとんどのお客さんは「~が嫌だなあ」と感じても言葉にして伝えてきてはくれません。ただ黙って去って行ってしまうだけです。そして1つのクレームの背景には、言葉にして伝えてはくれないものの同じ不満を抱えているユーザーが何十人もいることもけっして忘れてはいけません。

従って、クレーム・問い合わせには全力で親切すぎるほどに迅速&丁寧に接するだけではなく、その内容を緊急の改善点として認識し、二度と同じクレームが発生しないよう改善策を実行することが大切です。

追客について

追客については商品に同梱するチラシ、メルマガ、セール情報、イベント告知などを実施します。しつこくしないことが最も重要です。「メール爆撃」というスラングがありますが、大量に宣伝メールを送られると「この店では二度と買うものか!」と思われるだけですので要注意です。

開業時に必要な届け出の基礎知識

もしこれから開業するネットショップで「食品」・「酒類」・「中古品」・「ペット」を扱う予定がある場合、届け出や許可の取得が必要なので注意されたい。それぞれどのような届け出が必要なのか順番に説明します。

食品について

コンビニで販売しているような普通の加工食品を仕入れて販売する場合には特に許可は必要ありません。しかし、自社で調理・加工して販売する場合(例えば自社でケーキをつくって売る場合)は必ず「食品衛生法に基づく営業許可」並びに「食品衛生責任者の免許」の取得が必要です。「食品衛生法に基づく営業許可」は保健所に申請します。「食品衛生責任者の免許」は食品衛生協会で6時間の講習を受講することで取得できます。

酒類について

酒類をネットショップで売るには「通信販売酒類小売業免許」を取得する必要がります。申請は税務署で行います。

中古品について

中古品を扱うには「古物商許可証」が必要です。申請は警察署の防犯係に行います。

ペットについて

ペットを売買するには「第一種動物取扱業」の登録が必要です。

ネットショップの開業前にWEBマーケティング用語を抑えておこう!

ネットショップを開業するにあたって基礎的なWEBマーケティング用語は必ず知っておくようにしましょう。

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングは上記でも解説しましたが、要は売り込みではなく有用な情報を提供することで集客する仕組みです。普通はブログに自分が取り扱っている商品に関連度の高い有益な情報を掲載します。防災グッズを取り扱っているネットショップであれば、「地震などが起きた際にどういう防災グッズを準備しておくと役立つか」や「震災時、サランラップをお皿にしいて使うことで水道が止まっても洗い物をせずに済む」等といった情報を掲載します。こうすることで防災に興味のあるユーザーをブログにあつめ、そこから店舗へ誘導することで購買につなげる集客方法です。

使い方が複雑なモノ(例えば組み立てが難しい商品)などであれば、実際に組み立てて使っている過程をYoutubeにアップして、ブログ内で動画を紹介するのもいいですね。

コンテンツマーケティングで大切なのはいったん売ることは忘れて、ユーザーが知りたい情報を高品質な形で親切にわかりやすく伝えることに専念することです。

繰り返しになりますが、コンテンツマーケティング用のブログは集客の導線としてネットショップ開業前から準備しておくと捗ります。

SEO

Search Engine Optimization(サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)の略称。「検索エンジン最適化」のことです。要はより検索エンジンで上位表示されやすいように工夫することを指します。現在のSEO対策はコンテンツマーケティングを実施するのが一番です。

PPC広告(リスティング広告)

PPC広告は「Pay per Click(ペイ・パー・クリック)広告」の略です。広告がクリックされることではじめて広告代金が発生する広告のことで、「リスティング広告」と呼ばれることもあります。1クリックあたりの金額は15円くらい~数百円まで様々です。ネットショップと一番相性がいいPPC広告はYahooの検索結果の上下と右側に表示される「Yahoo!プロモーション広告」だと言われています。またGoogleの検索結果画面に表示される「Googleアドワーズ広告」も人気です。

<Yahoo!プロモーション広告の実例画像>

モール内SEO

楽天やAmazonなどWEBショッピングモール内で上位表示させるための技術のこと。

モール内広告

楽天やAmazonなどWEBショッピングモールの様々な箇所に露出を増やす有料広告のこと。

アフィリエイト広告

成果報酬型の広告のこと。実際に商品が売れるとその数十パーセントをアフィリエイト業者に支払う広告。一見、成果報酬なので投資対効果が高そうに見えるが、アフィリエイターの人々が好んで取り上げてくれないと、システム利用料などの固定費ばかりかかりなんの成果も得られないケースが非常に多い。

PV

PVはPage View(ページ・ビュー)の略称。あるページやサイトに何回アクセスがあったかのこと。例えばAさんが価格.comにアクセスし、5回ページ内を移動すれば最初のアクセスも加えて6PVとなる。

UU

UU(ユニークユーザー)とは何人があるページやサイトにアクセスしたかのこと。

CTR

CTRは「Click Through Rate(クリック・スルー・レート)」の略称。要はクリック率のこと。例えば、広告が100回表示されて、1回クリックされるならばCTRは1%である。

コンバージョン

購入や会員登録などのアクションが発生すること。日本語で表現すると「転換」。

CVR

Conversion Rate(コンバージョン率)の略称。例えば、広告が1000回表示されて、CTR(クリック率)が3%ならばサイトへのアクセス数(PV)は30件になる。30件のアクセスのうち2件の購入が発生した場合、コンバージョン率は約6.7%になる。

CPA(またはCPO)

Cost per ActionまたはCost per Orderの略称。会員登録や購入といった転換(コンバージョン)を1回発生するのにかかる平均的な価格のこと。例えば1,000円の商品を売るのに、1,400円の広告費がかかるのであればCPA(またはCPO)は1,400円となる。

不買理由を丁寧に取り除こう

ネットショップ開業前に是非とも知っておきたい考え方に「不買理由をリストアップし丁寧に取り除く」という発想があります。代表的な不買理由を上げてみましょう。

  • サイトの導線が適当でなかなか欲しい商品に辿り着けない。またはスマホから見ずらい。
  • 商品画像の画像点数や画質が悪く買う気になれない。
  • 商品説明が機械的で、その商品が本当に役立つのか分からない。自分で使いこなせるか不安。自分の持っている機器と接続できるか不安。
  • 商品レビューが無いので不安。
  • 商品のおすすめがごり押しな感じで売り込みがうざい。
  • 個人情報やクレジットカード情報を預けていいかどうか不安。
  • このお店で買ったら大量に不要なメルマガがきそうで嫌だ。
  • 価格が高い。送料無料になる価格が高い。
  • 買おうと思ったが会員登録フォームへの入力がめんどう。

このように開業したネットショップへのアクセスを集めたはいいものの、不買理由が多くては当然購入にはつながりませんよね。なので、こうした不買理由をリストアップし、個々の不買理由に対策を講じることが必要です。1個1個、不買理由を丁寧につぶしていきましょう。

【関連記事】

↓ネットショップ開業前に読んでおきたい店舗運営・集客ノウハウのおすすめ書籍!

あわせて読みたい