超わかる!大学受験現代文講義【2】


はじめに

こんにちは!鹿丸です!大学受験現代文講義の第2回目ですね。前回は逆説の接続詞「しかし」ってあるけど、「いったい何と何が逆の関係にあるの?」というトピックで講義しましたね。

で、論理的に読むってことは「文と文の関係性を明確化することです」と述べました。

で、文と文との関係性は必ずしも本文中に明記されておらず、接続詞をたよりに、「隠された言葉」を発見する必要がある場合も存在していることを明らかにしました。

さらに意味のわからない語句が問題文中に大量にあったとしても、それは論理的に文章を読むことの邪魔にはならないし、その結果として不明語は得点することの邪魔にもならないことも示しました。

前回は「しかし」の勉強をしたので、今回は、「すなわち」の勉強をしたいと思います。とはいえ、実はもう少し「しかし」を読み解く演習問題をやりたいのですが、それは「超わかる!大学受験現代文講義」の第3回以降に譲りたいと思います。

大学受験現代文講義【2】

はい、ということで接続詞「すなわち」の勉強をしていきましょう。

文①「すなわち」文②

上記のような形になっている場合、接続詞「すなわち」は、

文②による文①の解説」を意味しています。

文①:論理的に文章を読解するとは文と文の間にある関係性を明らかにすることに他ならない。

文②:行間に存在する不可視の関係性を発見し、結果的に可視化することこそ論理的な読解なのである。

 

文①と文②の間に「すなわち」という接続詞があるので、文②は文①に対する解説文です。文①の表現だけでは読者にちゃんと言いたいことが伝わり、尚且つ、理解してもらえるかあやしいので、接続詞「すなわち」に続いて文②を書き足すことで、文①の解説を行っているわけです。

ここで注意すべき事柄は一言に「《すなわち》は解説の接続詞である」と言っても、
「解説」には3種類の型があるという点です。

解説の型①「言い換え」

「文①=文②」の関係になるような解説。今回の【例題1】の「すなわち」はこの言い換えの関係です。従って、【例題1】は、「文①言い換えれば文②」、「文①換言すれば文②」、「文①別の言い方をすれば文②」等と文①と文②を接続する語句を取り換えても、論理的には同じ意味になります。

解説の型②「要約」

【例題2】の場合、「すなわち」以降の文②は文①を要約していますね

従って、「文①>文②」という関係性が成り立っています。

通常、要約する場合は、接続詞「つまり」を使いますが、「すなわち」に続いて文①の要約文としての文②が現れる場合もあります。

ここで注目して欲しい点は、「要約」も「解説」の一種という点です。

解説の型③「敷衍(ふえん)」

敷衍(ふえん)とは、「文①(敷衍)文②」という関係において、先ず文①で簡潔な説明を行い、続く文②で詳しい解説を行うことです。そのため、「文①<文②」という関係になっています。敷衍を用いた例題を実際に見てみましょう。

【例題3】では文①で大雑把な全体像を示し、文②で文①の詳細を述べていますね。この敷衍の関係でも、文②は文①を解説している点に着目して下さい。

まとめ

「すなわち、つまり、換言すれば」といった接続詞は解説の接続詞である。ここでいう論理構造は単純で「文②⇒文①」という形式で、「文②が文①を解説している」という文と文との関係性になっている。「解説」には【言い換え型】、【要約型】、【敷衍型】の3つの型がある点に着目しよう!

 

というわけで、「超わかる!大学受験現代文講義【2】」はこの辺りで終わりにしたいと思います。ここまで読んで下さりありがとうございました!

>>>次の講義を読む(超わかる!大学受験現代文講義【3】

<<<前の講義を読む(超わかる!大学受験現代文講義【1】)

超わかる!大学受験現代文講義TOPへ戻る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA