【簿記】売掛金と買掛金、そして未収金と未払金の基礎知識


売掛金とはそもそも何か

売掛金(うりかけきん)とは資産のグループに入る勘定科目です。

要は、「商品代金の支払いは後でいいから商品を先にお渡しますよ」ということです。

従って、売掛金はあとから商品代金を請求できる権利なので、貸し倒れのリスクはゼロではないものの、「資産」の一種になります。

このような、「お金を請求できる権利」のことを「債権(さいけん)」と呼びます。

似たような債権系の勘定科目に「貸付金(かしつけきん)」があります。貸したお金は将来戻ってくるはずなので、貸付金もやはり資産のグループに入る勘定科目です。

買掛金とはそもそも何か

買掛金とは、売掛金の反対で、負債のグループに属する勘定科目です。

要は「お金はまだ払えないけれども商品だけ先に頂戴な」という意味です。

なので後でお金を払わないといけません。

このような、「まだ支払ってしないけれども払う義務のあるお金」のことを「(金銭)債務(さいむ)」と呼びます。

 

ところで、社内で使うパソコンを代金を今は支払わずに、後払いという形で、購入した場合はどうなるでしょうか。

後でお金を払わなければいけない義務があるので、買掛金でしょうか。

答えは×です。

 

正解は未払金(みばらいきん)です。

商品代金の未払いは買掛金になる一方で、商品以外のものを将来お金を払う約束で、先にモノだけ手に入れると、未払金になります。

ちなみに社内で使うパソコンは備品にあたりますね。商品ではありません。

このように、商品の未払いと、商品以外(例えば備品)の未払いの勘定科目を「買掛金/未払金」と、あえて分けることで、より詳細な財産管理ができるというわけです。

簿記の仕組みって緻密にできてて美しいですね!

 

ところで、「買掛金/未払金」と全く同じ理屈で、お金を貰わずに商品だけ先に渡せば、売掛金になりますが、商品以外のものを、お金の支払いより先に引き渡した場合は、未収金(みしゅうきん)という勘定科目を使いますよ。

もちろん未収金も資産のグループに属する勘定科目です。

未収金について、もっと正確に説明すると、主要な営業活動(つまり本業)とは別の特殊な取引で生じた金銭債権(お金を請求する権利)であると言えます。

例えば、建物(自社ビルなど)の売却って、本業とは関係ない取引ですよね?

こういう取引において、まだお金をもらっておらず、将来、支払ってもらう予定のものを未収金というわけです。

 

但し、決算期の後、1年以内の回収が見込める金銭債権でないと未収金として扱うことはできませんのでご注意を!

 

[PR]最新 知りたいことがパッとわかる勘定科目と仕訳が見つかる本

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA