【数学が苦手な方向け】社会人のための高校数学再入門おすすめ勉強法&書籍紹介



はじめに

高校数学でつまづいてしまった苦い経験はあるのだけれども、社会人になった今こそ、教養として、あるいは、実務のために高校数学に再入門したい方は案外多いのではないでしょうか。

かく言う筆者もその一人です。私の場合は数学ほど美しくパワフルな分野を中学レベルまでしかろくにできないまま、人生を過ごすのはまっぴらごめんだ!と感じています。そして雑学はあまり意味がないけれども「教養」は「力」だ!と思っています。

教養はすぐに役立つことはないけれども、ゆっくりと静かに、そして「じわじわ」と効いてくるものではないでしょうか。例え実生活や仕事に役立たなくても教養は心躍るような驚きと発見の楽しみに満ち溢れています。人はパンのみに生きるにあらずです。

社会人は何かと忙しいですが、そんな多忙な時間をやりくりして、やっと得られる小さな勉強時間は何ものにも代えがたい知的快楽です。

この記事では、そんな社会人の方が高校数学に再入門し、さらには大学1,2年レベルに至るのに必要な数学の勉強法とオススメ書籍を紹介しています。

おすすめ書籍を紹介する前に数学の勉強法を知る必要がある

結論から言えば、一見、無味乾燥に見える学校の教科書こそ最も重要な数学の参考書です。数学という教科では、それがどんなに難しい応用問題でも、教科書に書いてある基礎知識を完璧に習得していれば解けてしまうのです。嘘のように聞こえるかもしれませんが、事実です。

そして、学校の教科書だけが、高校数学のあらゆる例題や問題を解くために必要な基礎知識を網羅している書籍なのです

やみくもに例題を解いて、演習問題をやっても応用の利かない断片的な解法パターンを記憶しているにすぎません。高校生の定期試験対策なら、試験に出そうな問題の解法パターンを理解しつつ、暗記すれば十分かもしれません。ですが、社会人の数学再入門では、高校数学から大学レベルの数学へつながるような勉強をしたいのであって、定期試験で得点を取りたいわけではないですよね。

数学の勉強とは、極端な言い方をすれば、例題や演習問題を解くことではありません。教科書に書いてある数学の基礎知識をしっかりと理解することこそ重要なのです。

問題演習は、そうして身に着けた基礎知識を確認したり、基礎知識への理解をさらに深めるためにするものなのです。

というわけで、社会人の数学再入門のバイブルは高校の教科書になるわけです。

でも高校数学の教科書は記述が簡潔すぎて逆にわかりにくい!

そうなんです。高校の教科書の解説は不親切なので、独学には向かないという致命的な欠点があります。そこで近頃、発売されたのが、『長岡先生の授業が聞ける高校数学の教科書数学 (考える大人の学び直しシリーズ)』です。この本は社会人の数学再入門という意味では「神様」です。

長岡先生の授業が聞ける高校数学の教科書数学 (考える大人の学び直しシリーズ)』のメリット

  • 高校3年分の分厚い教科書の全ページに分かりやすい音声講義が付属している。
  • 音声講義を担当しているのは元駿台予備校講師にして、明治大学理工学部教授の長岡亮介先生、つまり教えることのプロ
  • 音声講義は、ただ単に紙に書いてある解説よりも頭に入ってくるし、なによりモチベーションを高める効果が嬉しい。独学の敵はモチベーションの枯渇ですからね。

長岡先生の授業が聞ける高校数学の教科書数学 (考える大人の学び直しシリーズ)』のデメリット

  • 付属音声がDVD-ROMなのでPCがないと使えない
  • 音声を途中でいちいち止めながらノートをとるのはけっこうストレス、動画にして欲しかった……。

しかしデメリットを補って余りある、社会人の高校数学再入門のバイブル的書籍です。

 

『長岡先生の授業が聞ける高校数学の教科書』の詳細はコチラ

 

社会人の高校数学再入門に役立つ問題演習書は独学に優しい坂田シリーズで決まり

元新宿セミナー講師の坂田先生の受験参考書の特徴は異常なまでに分かりやすいことです。独学では、つまづいたときに質問する先生がいないことがほとんどなので、問題演習書は「とにかく解説が丁寧で、挫折知らず」である必要があります。以下に坂田先生の参考書の一覧を示しますので、長岡先生の教科書と併用して、問題演習用に活用することをオススメします。

尚、この坂田本の欠点は、絵柄がうざったい感じな点と、掲載問題数が少ない点です。さらにもう一つ金銭面の欠点もあります。1分野(例えば2次関数)につき、1冊という構成なので、4冊、5冊と買わなければならない点がお財布に厳しいです。私の場合は、数学が身につくなら、本の7冊や8冊分の出費なんて安いものと思ったので坂田本を全部揃えました。

とにかく鬼のようにわかりやすいので、挫折したくても挫折できない点は本当に素晴らしいと思いました。

 

坂田本の一覧はコチラ

中学レベルの知識も怪しい場合のオススメ参考書

とはいえ中学レベルの数学の知識も怪しいという場合もあるかもしれません。そんな場合のオススメ参考書をご紹介します。

ずばり『増補改訂版 語りかける高校数学 数I編』が超おすすめです。

わかりやすさ:★★★★★

扱っている範囲:中学数学の復習~数学Ⅰまで。

特色:「高校数学の基礎は数学Ⅰにあり!」という著者の考えの元、これでもかというやさしさで中学数学の復習からはじめ、数学Ⅰをありえないほど分かりやすく解説してくれます。

ちなみに同『語りかける高校数学シリーズ』の数学Ⅱ編もあります!

大学レベルへの数学に独学で突入せよ!

理系の博士課程の友人に聞いたのですが、まずはとにかく「線形代数」をやれ!とのことだったので、評判のいい、『まずはこの一冊から 意味がわかる線形代数 (BERET SCIENCE)』をやりました。この本も恐ろしく解説が親切なので、高校レベルの数学が終わって、大学レベルに突入するのにうってつけの独学用の線形代数の書籍です。

 

『意味がわかる線形代数』の詳細はコチラ

 

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