不安とは何か


不安の背後に潜むのの

最新の不安の研究によれば、不安の背後にはかならず「恐怖」が存在している。「恐怖感なくして不安なし」ということだ。

なので強い不安を感じたときは、注意深く自分の内心を探れば、その不安をポコポコ生み出している、なんらかの「恐怖」を発見できる。

恐怖は不安の母なのだ。

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不安という痛み

不安は一種の痛みだ。人によって違うだろうが、不安は、胸から腹にかけて、モヤモヤとしていて、しかも鋭い棘(とげ)を持っているような感覚だ。それはちょうど心と体の中間に位置するような痛みだ。

不安に圧倒されるということ

人は強い不安に襲われると「不安に圧倒されてしまう」。思考が鈍り、仕事が手につかなくなり、心の中を不安に完全に占拠されてしまう。それだけではなく、自分の心のコントロールも失ってしまうことすらある。

不安に圧倒されたときの心理機制

不安に圧倒されたとき、我々は不安そのものに、おもいっきり注目する。注意力を不安感に向けてしまうのだ。今、試しに注意を足のつま先に向けてみて欲しい。きっと今まで全く意識していなかった、足のつま先の微妙な感覚を感じ取れるはずだ。

この試験から分かることは、ある体の部位や、心理的な不快気分に注意を向けると、ますます「注意を向けた先」が鋭敏にハッキリと強く感じられることだ。

不安の場合も例外ではない。不安に圧倒されると、どうしても不安に注目してしまう。ちょうど歯が痛いときに歯の痛みばかりに気がいってしまうのと同じ原理だ。そして不安に注目すればするほど、ますます不安感は強まっていき、我慢できないほどの強力な不安にもだえ苦しむ結果になることも少なくない。

これが不安が発生したときの心理機制(心の原理)である。

別のエントリーでも書いたが不安への対処の基礎は「没頭」

有名な実験がある。ちょっと読者の方も試してみて欲しい。とても簡単だし、無害なので。

 

「今から絶対に1分間、パンダのことは考えないようにして下さい」

 

 

結果はどうだっただろうか、普通、この指示に従うと、頭の中がパンダでいっぱいになる!

なぜか?

少し抽象的な表現でわかりにくいかもしれないが、「ある物事を考えないようにするためには、その物事を見なくてはならない」のである。

例えば、前から走ってきた自転車を避けようとすれば、その自転車に着目しなければならないのと全く同じ原理だ。これなら分かりやすいだろう。

だから何かに悩んだときに「そんなこと気にしなければいいじゃん」というアドバイスをもらうことがあるが、これは完全に間違っている。「気にしないことほど気にすることはない」のだ。さっきのパンダの実験から明らかだろう。

では不安に圧倒され、心の中が強い不安感で満杯になって、どうにかなってしまいそうなときどうすればいいか。簡単だ。不安を気にしないのではなく、全く別のことに「没頭」すればいい。

人は作業を始めて、暫くすると、嫌でもその作業に没頭する性質を持っている。これをうまくつかって、不安感に注目し、不安感がますます増大していく悪循環を断ち切るのだ。

没頭は簡単だ。身近で没頭できそうな例を挙げるので参考にして欲しい。

  • ブログになんでもいいから適当な日記を書く
  • 新聞の社説をそのまま紙に書き写す
  • 溜まっていた洗い物をする(洗濯かもしれない!)
  • 資格試験の勉強をする(但し簡単そうで手をつけやすい箇所で)
  • お見本となる適当なイラストを用意して、それを真似て絵を描く

 

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