ブラック企業について思うこと

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労働基準法の厳罰化は必須

労働基準法違反は厳罰化すべきだ。そうしないと犠牲になる社員が後を絶たない。

ところで、

ブラック企業のビジネスモデルは単純だ。社員をタダ働きさせて、そこで浮いた人件費分、製品の価格を安くし、競争力を確保している。

しかし、残業代を支払わずに、無償で社員を働かせることは法律違反だ。

ということは要は、法律違反をしてコストを削減するのがブラック企業のビジネス構造だと言える。

また有給休暇を事実上、与えないこともコスト削減につながっている。

そういう意味では、ブラック企業の真のお客様はクライアントではなく社員だ。

社員という名のボランティアスタッフがブラック企業の収益構造を支えている。

私もアルバイトとしてブラック企業で働いたことがある。

幸い、アルバイトにサービス残業はないので、ブラック企業の洗礼を受けずに済んだが、社員さん達は死にそうな顔をしていた。

 

曰く、「1日15時間労働」

曰く、「残業代0」

曰く、「内臓の病気で入院する者も続出」

曰く、「4週6休が目標

曰く、「売れ残った商品は社員の自腹で買い取り」

曰く、「社員の給料は15万円」

曰く、「バイトが社員と同じ時間働いた場合の月収は38万円」

 

ある女性社員からは、会社に来る途中に嘔吐してしまうと泣きながら相談された。

まだ社会人にもなっていない10代の私にも、すがるほど辛かったのだろう。

こんな悲劇を日本から無くすためにも労働基準法を厳罰化すべきだ。

ここまで社員から搾取しないと利益を確保できないということはそのビジネスモデルはすでに崩壊している。

社員は社長が甘い汁を吸うための奴隷ではないのだ。

人材の倒産の時代がやってきた

しかし、行政が動かなくてもブラック企業のビジネスモデルは崩壊しつつある。人材倒産の時代がやってきたからだ。人材倒産とは簡単に言えば、「資金はあるのに人が足りない」ことで、企業が存続できなくなる現象だ。

これから少子高齢化がまずます進めば、人材倒産のリスクもどんどん増える。

そうなれば、ブラック企業にしがみつかなくても他にいくらでも引き取り手があるので、人材はブラック企業から逃げ出してしまう。かといって、今まで、社員からの搾取分で収益性をカバーしていたブラック企業が突然、コンプライアンスをしっかりすると、今度は、コストを削減する場所がなくなり、市場における競争優位を確保できなくなって潰れる。

どちらにせよブラック企業の未来は暗い。

ブラックではない企業ですら人材倒産する時代がはじまっているのだ。

現状のブラック企業が生き残るには?

今、ブラック企業に求められることは、ブラックをやめても、稼げる、新たなビジネスモデル作りだ。

しかし、長年、社員からの搾取で成り立ってきた企業が、社員からの搾取無しに、収益性を確保できるような事業開発ができるのであろうか。

社員の献身的なボランティア精神の上にあぐらをかいてきたブラック企業の上層部に、新たなビジネスモデルを作り、結果を出すスキルがあるのか?

どちらにせよブラック企業は無くなる

人材倒産の時代、ホワイト企業達は、人材の採用よりも、採用した人材の離職率を下げることに重点を置いた資源配分をするようになるだろう。そうなると、ホワイト企業群に人材は独占され、ブラック企業には人材が残らなくなると思う。

そしてブラック企業は、ホワイトに転換し、尚且つ、人材からの搾取に依存しない新ビジネスモデルを構築しない限り、自然淘汰されていくものと思われる。

すると、日本の企業はホワイトばかりになる。

夢のような話じゃないか。

但し、その前にちゃんと労働基準法の厳罰化はやって欲しい。自然淘汰を待つ間、奴隷のように酷使されている人々がいるのだから。

管理人:鹿丸の日記でした。

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