過去問で学ぶ英語構文解析入門【第1回】

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この講座は、過去問を使って基礎~中級の英語構文解析を全力で分かりやすく説明することを目的としています。大学受験などで長文読解ができるようになるには、1行から10行程度の英文を確実に解析できる構文解析力が必須です。これに単語・熟語の知識をたっぷり仕入れれば、大学受験英文読解など余裕です。

この講座では、「これでもか!」というくらい分かりやすく構文解析の説明をしていきます

連載形式で毎週更新していくので、是非、大学受験などの良い味方として活用していただければ幸いです!

英語構文解析入門

それでは、早速、例文の構文解析を始めましょう。よろしくお願いします。

No one of us can cut ourselves off from the body of the community to which we belong.(武蔵大学)

この英文を丁寧に分解していきましょう。そうすれば和訳も簡単です。

まず確認しておきたいのは主語ですね。

前置詞+名詞は形容詞句または副詞句を形成します。

No one <of us>

となっているので、of usはNo oneを修飾している形容詞句ですね。

oneは代名詞的に一般的な「1人」を表します。

Noはoneを修飾する形容詞で、「一人の…もいない」という意味です。

なので<No> one <of us>となるので、oneが主語ですね。

ここまで直訳すると、「私達の中で1人もいない」となります。

前置詞+名詞が形容詞または副詞を表すことはとても重要なので知らなかった方は確実にマスターしておきましょう。

No one of us can cut ourselves off from the body of the community to which we belong.

次に動詞を見ていきましょう。

can cutですね。「切り捨てることができる」という意味の他動詞ですね。

そして目的語はourseleves(私達自身)なので、

主語から目的語までを訳すと、「私達の中には1人も私達自身を切り捨てることができない」という意味になります。

尚、offはcutを修飾していますね。

そして、こう続きます。from the body of the community

ここでbodyは「体」と訳したくなりますが、of the communityがbodyを修飾しているので、どうやら「体」という意味ではないようです。

コミュニティーは普通に日本語としても使われています。固く訳せば「共同体」といったところでしょうか。

ここで、「共同体の体」と訳してしまうと、明らかに不自然です。

とりあえずbodyの意味がよく分からないので、「共同体の何か」としておきましょう。

続いて、to which we belongときます。関係代名詞ですね。

We belong to the communityの関係にあります。

belong toは「~に所属している」という熟語ですね。

なのでbodyの意味がわからないにしても、なんとなく訳すことはできます。

No one of us can cut ourselves off from the body of the community to which we belong.

(私達の誰一人として、切り離すことはできない、私たちが所属している共同体の<何か>から)

ここまで訳せればbodyの意味が分からないままでも、要は、「個人を共同体から切り離すことはできない」と言っていることがわかります。

長文読解をする上で、下線部和訳でもない限り、これだけ意味を把握できれば読み進めるのになんの支障もありません。

ちなみに、この場合のbodyは「集団」や「団体」を意味します。

今回お伝えしたかったのは不明な単語が文中にあっても、丁寧に構文解析をすれば、本質的な意味を把握できるケースが多いということです。

bodyが「集団」や「団体」を意味するなんてほとんどの人は知らないはずです。でもこの文章を読解するのにbodyの意味を知る必要はないのです。必要なのは、正しい構文解析です。

 

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